学ぶことのうれしさ、楽しさ

なにかを伝えるというときに、「やってみせる」
ということが、重要ということが、ありますね
もちろん、なんでもかんでもやってみせなければ、と
なってしまうと、新記録なんてでないってことも
ありますけど。


学ぶことのうれしさ、楽しさを知ってほしいと
ずっと、思っています。そうならば、自分が学んでいて
楽しいという、実践をしてる、ということも大事と
ごく最近、思うことがありました


いま、50代。メディア等で見聞きすること、もちろん
いま、まったく世の中で新しいことということも
ふえてますから、全て、ではないのですが
それでも、見たことある、あ、聞いたことあるという
ことも相当多くなっています
また、まるっきり同じということはなくても
やっぱり、相似形といったらいいか、似てるものは
想像つくということも、増えてるという感覚があります


そういうなか、うまいサンプルは言えないのですが
なにか、判断しなくてはいけない、なにか自分の知識に
照らして、これこれと、言う場面などあると
どうしても、自分のなかにある、知識をとりだして
(ある意味、アップデートされないまま)これこれだよね
と思ってることがあります


先週は、ヨーロッパに旅をしてみて、せっかくいくのだからと
美術史をひもといて、にわか勉強してみて
あ、そういうことだったのか?という、新しい発見といっていい
ことも、みつけたりして、自分の知識のアップデート
ということが、いくつかあり、楽しくなりました


とても乱暴な話ですが、宗教画というのは、どれも似てるのだと
思い込んでいた、ということがあります
まるで、「仏像」はどれも似ていて、というふうに十派ひとからげに
していたように思って、少しはずかしいです


十二世紀から、十六世紀といっていいでしょうか、ルネッサンス
呼ばれる、時代がどういう意味を持つのかということを
改めて、ざっとかもしれないですが、垣間見ることが
できました
そのなかで、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ビンチ、ラファエロ
という存在について、それから、その時代そのものだけでない
3人をはじめとした、ルネッサンス文化の後の時代に及ぼした
影響を、少し知りました


そこから、イタリア中心に、ローマ時代と、ルネッサンスの間を
暗黒の中世というように扱うだとか、芸術面で、フランスは
イタリアにあこがれ続けてるとか、目から鱗だったのですが
そういう、文化をなりたたせる、背景といったことを
知ったことは、いま、アートヒストリーをもっと知りたくなってる
自分に、大きな刺激となりました


歴史も含め、なにか自分が積み上げて、こういうことか
と思っていたことが、くずれて、スクラップアンドビルド
といっていい現象が起きるというのは、楽しいことだと
今回感じました


だいぶ、規模だとか、扱う事象の属するジャンルもアートじゃないし
ちがうのですが、ここ数年、明治時代と江戸時代の対比といったことで
目から鱗ということが、いくつか、知り、興味を拡げています
先々週だったか、このブログにも書いた、ペリー来航のときの
江戸幕府の対応など、とても、興味がひろがります


歴史は、勝者が書くといったことに、改めて気が付く
事柄でした


学び、は、楽しく、自分を豊かにしてくれます
そうしたことを、お互い認識して、学びはいいと
思って、なにか進んでいけれたら、そう思います