ロンドン・ナショナルギャラリー

ロンドン ナショナルギャラリー展を見ます


ときどき、西洋のアートにふれるとき、宗教画というのが
すっと、目に入ってこないのです。キリスト教を知らない?
から?そういうこともあるかと思います


受胎告知という絵を何度も見ますが・・・
よくわからない。それはあたりまえといえばあたりまえ・・・
ただ、あるとき、新聞のコラムだったと思います
パリの有名な「ノートルダム寺院」このノートルダムというのは
聖マリアという意味だと、知り、そしてこうした、聖マリアの
教会は、ヨーロッパのなか、たくさんあるのだと
読みました。そして、なぜ、たくさんあるか?
それは、ニーズがあったから


キリスト教にせよ、仏教にせよ、その教えは、特に文字を読まない
庶民には、いわば、難解でしょう。そういうなか、「救い」が
ほしい「祈り」で自分が、なにか、再生したいとか、そういうときに
まさに、聖マリアのいわば、母性がほしい、観音様を通して
母性といったことが、求められる


そこで、マリア様信仰であり、観音様信仰となっていく
そういうふうにとらえると、なるほど、と、少し思うのです


そして、マリア様が神となる、その原型といっていい
もの、原風景かな、それこそ、受胎告知・・・


「ノリ・メ・タンゲレ」 ティツイアーノ


これ、難解だと思うか
いいえ、神となった人は、こういう態度をとるのだ
とみるのか?
こういうことも、もしかしたら、受胎告知などを、みて育った人には
すっと受け入れられることなのか???


ナショナルギャラリー展は、なるほど、ルネッサンスから
印象派への、素晴らしい、お宝といっていいアートがあって
素晴らしいでしょう
そのなかで、やっぱり見慣れてるから?印象派
きわだって、自分のなかに、はいってきます


ルノアール、モネ、といった、一度自分がその世界にひたって
素晴らしいなと思えた画家の世界に、入りたくて入っていく
からなのですね。


今回最後の部屋に、ゴッホのひまわりがあったのですが
ゴッホは、まだ自分がひたって、いいなという世界になっていない
のですね。
ゆえ、ゴッホは興味がありますが、その世界が、まだ自分で
受け取れていない・・・


美術館に行けるというのは、いいものです
大事にしないとね