ゆとり世代を、知る

昨日、NHKニュースウォッチ9にて、ゆとり教育
受けた世代の人の、表情、見られ方といったレポートが
あって、興味深いものがありました


見られ方:出世、金銭に欲がない、コミュニケーション不足
ガラスのハート、マイペース


本人たちの、大事なもの 自分のやりたいことが仕事
自由にやっていいことをしていいといわれたら
いい意味でそのなかで、暴れまわる(経営者になった人)


既存の、いままでの人が目指したもの、つまり出世とか
経済的なことへの、欲というより「やりたいこと」を
優先し、ときに自由にしていいということがあれば
しっかり利用できる


こう書いたのは、いいとこどり(このレポートがそうしてる
面を感じたのですが)と、いっていい、くっつけかたなのですが
一面はそうなのです
そして、そういう、自分たちのよさをうまく、ひきだしてる
成功してる、という人もいそうです。大谷祥平、囲碁井山裕太
(この二人はもう、普通名詞で扱うべきかな)なんて、
みんながびっくりしてますよね
ちなみに、大谷君、いまぐぐったら、たとえば、辛口で有名な
野村克也氏が、「あれだけのバッティング、ピッチングが
できるなら、両方やらせてみたい」とまで言ってる
すごい才能なのは、間違いない。いいえもちろん
「才能」は努力の才能も含めてといっていいでしょうね


私、いま55歳で社会人になるそのタイミングで「新人類」と
ずいぶん、言われました
つまりもっと上の世代は、滅私奉公っていったらいいか
会社に入ったら、仕事優先がもちろんのこと、だったのが
仕事とプライベートをわける、礼儀をわきまえない
(上司のまえでも)言いたいことを言う、とさんざしかられた
ものでした。


だけど、実はいまのゆとりといわれる、20代30代は、本当の
意味で新人類で、前の世代ができなかったことを、やってくれる
自由さと、したたかさをもった世代といっていいのかも
しれません


まあ、この年齢になって、わかること
もう文字が残ってる数千年の、古典をひも解けば
どの時代も、上の世代は下の世代のことを、頼りなく
ダメ扱いする、傾向がどうしてもあるようです


仕事は、「知識」と「経験」によって、磨かれます
ゆえ、自分たちより、知識も経験も少ない人が
なにかやると、拙く見えてしまうのは、とても普通の
ことですね
だけど、もっと俯瞰した目
そして、未来志向でみたときに、いいものをもってることを
みぬいて、それを伸ばすだけの、ほんとの意味での
育てる心を、自分たちも持っていたいと、思うじゃないですか


「表面」ばかりみてるのは、若い世代でなくて
実は、あれこれ、言ってるこちらのほうも
そうなのかもしれないな、と思いまし