梅の庭

中学生くらいからだろうか
鎌倉が好きだ
瑞泉寺、光則寺、妙本寺
私が好きなベスト3かもしれない


忙しいときは妙本寺
というのは、ふたつ意味がある
ひとつは、時間がかぎられていても
駅からさほど遠くない妙本寺はいきやすい
警察署の横をとおって、大町どおりにでて
滑川の橋をわたれば、すぐ境内にはいれる
もうひとつの忙しいときは、の意味は
妙本寺の静寂かなと思う
寺は静寂をもってるものというかもっていて
ほしいと思うのだが、谷の奥にある
妙本寺は、谷が音を吸い込み、いい空間となっている


鎌倉の寺は、たいてい、谷の奥にある
瑞泉寺も光則寺もそうだ
そしてその谷の奥のいい空間というところが
好きなところといってもいいかも
しれない


先週すこし時間があったので、梅を見に行こうかなと
思って、googleのブログ検索で見てみたら
ちょっとまだらしいというのがわかった
こうしたとき、ブログ検索はうれしい
梅は寒いときに咲くので、春をなんか予感させるという
意味でも、うれしい花だ


それから、いつだか、テレビで解説していたのだが
梅のつつましさとか、奥ゆかしさというのは
いわば、桜の明るさ、あけっぴろげで、大口をあけて
笑ってるようなイメージとは対局にあるとか
そして、日本人はかつては、梅のようなイメージを
好んでいたのに、桜のほうに人気がいってるように
思うというような話だった


梅のつつましさ、奥ゆかしさって素敵だ
寒さに耐えながら花をつけることもそうしたイメージと
重なるのだろう
何度か書いてるように、瑞泉寺の梅はいい
光則寺もいい。去年、おととしと、ゆっくり梅を見る機会が
なかったかと思う
今年は梅を見に行きたい