QCD

システム開発の仕事は、プロジェクトを組んでやる
プロジェクトがいいものになるかどうかということは
大変大きい意味をもつ


その第一には、システム開発の仕事をしていくのに
とっても大事なことは、「実績をもつ」ということだからだ
前にも書いたが、それは家を作るときを思うと想像しやすい
大変な高額な家を作るときに、どんな大工さんにつくってもらうか
やる気があるとか、紹介があったとかそんなことだけで
発注するだろうか。それより自分の作りたい家と同じまたは
近い実績のある大工さんを選ぶと思う


その第二は、いいプロジェクトであれば、基本的に
QCDのすべてについて、一定以上いいものになるという
傾向がある。だから、やってる本人についても、時間的にも
意欲という面でも余裕があるから、「高めていこう」という
ことがやりやすい


実際のところ、プロジェクトの様子をみるのは、スケジュールの状態
品質の状態、採算の状態ということに、なっていく
いいプロジェクトで、いい仕事をして、実績を作る
そのことがいかに大事か


昨日大事な取引先で話をしていて、いい状態のプロジェクトは
少ないねという話から、業界の経験が一定以上長いと
いいプロジェクトを作るのに、いい技術者を確保するのが
いかに大事かということは、ものすごくわかってることだ
だから、少し前(まあ確実に10年は前)までは
あるプロジェクトがいったん終わっても、技術者を
手放さないために、仕事をだしてくれるお客様がいたと
思う
ところが、最近はエンドユーザのレベルでもそうしたことは
ほとんど、できない。予算が厳しすぎるのだ


システム開発の仕事をしていて、業界としていつも技術者が足らない
ということがあるという認識がある。それに甘えていては
もちろん発展はない
しかしながら、必ず技術者は一定のところ足らないのだ
そのことを認識して、どう会社の歩む道を選ぶのか、いつも
心してかからなければならない


自分の人生、自分でまずよくなっていこうと
心に誓うことから、すべてがはじまる