浅間山

先週、仲のいい人に、軽井沢にいかないかと誘われ
ドライブしました
富山の立山にいったときに、雄山の雄大さにすっかり
みせられ、山が好きになりました。もちろん山容はちがうから
気持ちも違うのですが、浅間山の姿はとてもよくて
ついついみとれて、ハンドルをきりまちがえそうでした


山を見るのは、ひとつ平地をへだてて、反対側にある高台にのぼるのがいい
このことを、覚えたのは浅間山でした
佐久の浅間山からちょっと離れてある高台に宿をとり
浅間山を眺めました。そうか、そうしてみると
山の大きさがほんとによくわかるのだと思いました


例えば、安曇野の池田町、北アルプウ展望美術館の場所
山下大五郎が愛した風景
安曇野でいえば、松本にある、アルプス公園、長峰
山をながめるのには、山だと気づいてから、八ヶ岳でも
そんな展望をさがしている


思い出すと、自転車にのれるようになった、小学生のころから
高いところに登って、景色をながめる楽しさをおっかけていた
カブト虫、クワガタをとった雑木林をぬけたら、ほんの数十メートルの
丘だけど、自分の住んでる家も含めた展望がひらけたことに
わくわくした
海をみたくて、自転車でどこまでもいって、ふうふう坂を
あがって、あっちにまがりしながら、ちらっと海が
見えたときのうれしさを思う


食べ物に、子供のころから食べ慣れた、好きなものということが
特別のように、なにか「喜ぶこと」も子供のころから親しんできた
喜びって、格別なものがあると思う
別の人からしたら、さして面白くもない、気持ちがはいっていけない
場合もたくさんあるでしょう
自分が知ってる、自分の楽しみの広げ方。それはそれで
貴重な時間、空間のように思う


貴重な時間、空間という話でいうと、「お店」を思う
仕事のあいま、プライベートでほっとできる時間
どこか、ほっとできるお店でランチとかお茶の時間が
ほしいなと思うことがある
そして、そんないいお店はとてもとても少ないことに
気が付く
お店自体の空間、だしてもらえる、飲み物食べ物そして
オーナーの息遣い
そんなものがすべて、受け入れられないと、また行きたいなとは
なかなかならないもの


はなしはもどって、山を眺める場所
仲良しの夫婦が、私の気持ちをやさしくなでて、素直にしてくれたところで
浅間山の風景は、気持ちよく私の心にはいった
うれしかった