チームのメンバーは少なくしてみる

コーチがいうことを、いわれたとおりに実現できていったら
その人は選手になれるよ
そういうつぶやきを、スキー場で聞いた


スキーもとぎれとぎれにやるので、なかなか上達しないのだけど
やっぱりやるからにはうまくなりたくて、スキースクールにはいったり
する
そうすると、まずポジションの確認、ターンについて
前半を大事にするすべりなど、指摘されるのは似てるのだ
いいかえればまえに指導されたところを、自分のものにしていない
ということがあるのでしょう


仕事上において、大事なことというのは似てくるという
ことがある。プロジェクトにおいて、どうやって品質をあげるか
ということについて、「本来あるべき姿」を追うというのは
ある面わかりやすい。設計書であり、コーディング、テストに
おいて、システムの目的を実現するための留意点を洗い出し
その留意点にそって、工数をかけるといったこと


一方で、「本来あるべき姿」と「実際の実務」がずれるということも
よく起こりやすい。客が望んでいること、リーダが気にしてることが
「とりあえず」であるとか「コスト削減」という名のもとに
そのシステムの機能を実現して、品質を高めるということから
ずれてる場面がある
結合テストは、システムがどう使われるか、そのテストケースを
洗い出して、すべて行うということが基本だと考えるが
「すべて」ということの基準が難しい。ゆえに「はしょる」
「想定でやる」といったことなど


システムにたずさわって、チームができたら
そのチームは3人から5人までにしたほうがいい
それは全員に当事者意識をもってもらうためだ
指示されたことを、立場を超えて指示した人の意図を
指示した人の立場で感じ取れれば、理解も深まるし
実行してるときの集中度もあがる


仕事は、いかに他人事でなく自分事にできるのかという
ことに相当な部分のものが、要点があるように感じる
システムが大きくなれば、その目的がすとんとメンバーひとりひとりに
伝わりにくくなる。そこでチームごとに、働いて
チームごとに成果をだしていくということをする


当社の全体会議でも、最近は分科会をすることが
多くなった。それは5人以下での話し合いというのが
有効だと感じるからだ
そして、分科会の議長役は、分担して回してみるということが
大事だと思う
会議において、「上から目線」「他人事」ということを
可能な限り排除することが、その先にいくチケットになる


人間の可能性は大きい
せっかくいっしょの会社にいて、いいえ同じチームに
なったなら、そのときを最大限にいかして、お互いにいい刺激を
与え合うような、高い信頼関係を目指したいと思わないか!