姫川源流

信州、青木湖の近くに、姫川源流と呼ばれる、川の源流が公園のように
なってる場所がある。6月にでかけてみた
そこは、もう白馬といっていい、場所にあって国道を大町から白馬に
向かって走り、青木湖が見えたら4つほど短いトンネルを超えてすぐの
ところだ。


こういうところにくるのはよっぽど、もの好きなのかもしれないけど
人も少なくてよかった
国道沿いにある、スキー場の駐車場に車をとめて、歩いてみる
その横にある、湿原ではかきつばたが紫の色をきれいにみせてくれてる


水の生まれるところといっていい、場所は静かで、水は冷たくとても
澄んでいて、気持ちまで澄んでくる感覚になった
手をいれると、10秒といれていられないほど、冷たい


信州が好きで、年に2回はいくだろうか
特に安曇野と呼ばれる松本の北、犀川高瀬川が流れる
山にはさまれた、土地はいい
常念岳があり、有明山がゆったりとみえて、その北には
白馬の山々が広がる


一度、安曇野からその有明山のふもとをまわって、登山口がある
燕岳に登ってみた。たしか登り口の標高は1,250mくらい、山頂は
2,600mくらいだろう。標高差は1,350くらいなのだけど
なかなかきつい。実際ガイドブックのコースタイムは4時間半くらいだった
と思うが、6時間以上かかった


登るのは大変だったけど、山小屋に泊まって朝みた雲海、そして眼下に
昨日は見上げていた、有明山が、なんとなくかわいらしく
その頂を見せていて、まるで手に届くように、視界の下に
見えるのがなんとも、面白い


山になぜ登るかって、特別な理由はない
自然にふれることが素晴らしいから
生きてるって実感できるからだろう


燕岳に登ったときも、姫川源流にいったときも
その自然にふれた、気持ちを友達へのはがきに、書いてみました
自然が生きる気持ちを、奮い立たせてくれると
自然にふれて、自然と笑顔になった人と会えるのも
また楽しみだ
人間は、生きる力に満ちていればこんなにもいい笑顔になるんだと
感じた


姫川源流のあるところは、長澤という名前の豪族がいたところらしく
それも興味をひいた
神社があり、その森はおそらく地域の人からは「鎮守の森」として
守られたところなんだろうと思った
越後から信州への塩の道にあり、山の深い森のなかでのどをうるおしてきた
命の水なんだと思った