ロールプレイ

昨日は立場で、このブログを書きました
今日は、話し合いとかのひとつの方法である
ロールプレイです


ロールプレイというのは、たとえば銀行の窓口の
係りになった人が、実際のお客様を相手するまえに
その係りの社員どうしで、練習するときなどに
使うというあれです


これを、話し合いを深めるとか、自分の気持ちに
気付くという観点でやろうということがあります
よくこのブログで引き合いにだす、河合隼雄
「カウンセリングを語る」上巻p160を参照してみる


たとえば、よく遅刻してくる生徒がいますね。そのときに
「遅刻したらだめじゃないか」とか「おまえ、何で遅刻した」
というようなことを言っても、なかなか効果がないものです。
人間なんて、口先で言われてもなかなか原の底にこたえない。
もうちょっと腹の底にこたえさそうと思うと、そういうふうにいつも
遅刻してくる子がおったら、怒らずに、「あんた、きょうも遅刻して
きたな、朝、起きるところをお芝居で一ぺんやってくれないか」、
こういうふうにいうわけです。そして、誰かおかあさん役の人が
でてきて、「○○ちゃん、八時ですよ」と言うたら、「ううーん」
とかやりますね


それをやらせまして、今度はその遅れてくる子に、「すまんけど
あんたおかあさん役をやってくれんか」というて、ほかの
子に寝ている役をやらせますと、いつも遅れてくる子がおかあさん役に
なって、「もっと早く起きなければだめじゃないの」とか、
「高校生にもなって、そんなぐずぐず言うていいんですか」なんて
いうようなことを自分の言葉として言わなければならない


そうすると、片方はおもしろいものだから「ええやないか」とか、
「そんなもん、遅刻したってかまへんやないか」とかやりますと、その子は
「いや、いけません」という。。そういうところを経験しながら
やってもらう。そして、「あんた、いまどんな気がした」とか
言うたら「ウーン」というていろいろ考えます。
そういうふうに工夫していろいろやらせてみます


以上引用終わり


少しくらい、言葉でなにかいっても伝わらないことがある
というか、ひとつには、面とむかってまず、相手の態度とか
行動を変えようというような言葉をいうことがそれなりに
大変ですが、それをしたとして、ちょいと言葉をいわれたからって
人間なかなか変われない。というのは
その言葉が心の底まで響かない
じゃあ?どうするのか。
立場を変えてものごとを自分でいってみるということを
やってみようということだ


次回の話し合いで、立場ということを明確にして
話し合い、つまり一部ロールプレイをとりいれて
やってみようかなと思う
会社でいえば、上司と担当、営業と技術
説得する側、説得される側
でもやっぱり結構工夫はいる
いっそくとびに、立場がちがう人の役目って
なかなかできないし、ちょっとできるところから
やらないと、なかなか進行じたいが、平板になってくる


話し合いが大事
そして、いかに掘り下げるか
そうしたなかで、「感じるか」
気付いて、考えて、さらして、評価する
このことを、もう少し練習したい