ちらし寿司

日曜日に、家族で食べたいなと
ちらしずしを作ることにした
そうはいっても、なかなか時間もないなか
桃屋のちらしずしのもと」なるものを
買ってくる


ご飯を、すしめし用に炊く。つまり少し水加減を
少なくする。これは炊飯器ならそういう、めやすの
ものがちゃんと表示してある
たきあがったら、甘酢をつくっておいて
まぜる。さらにちらしずしのもとをまぜる
これでも、そこそこちらしずしの味にはなる


でもねさすがにそれだけだとさみしいから
牛肉をそぼろにしたものと、たまごをうすく焼いて
こまかくしたものを載せることにした
たまごの薄焼き。こいつも「きれいに」作るのは
なかなか、むずかしい。要はだしまきたまごといっしょで
卵焼き器なりフライパンなりを、ちょうどいい温度に
して、たまごをといたものをいれて、やるわけだ
これで、薄焼きは一応できるのだけど、ひっくりかえすなり
皿にとりだすときが、うすいきれいなまんまやるのが
難しいな


冷凍庫に眠っていた、えびがいたことも思い出して
塩ゆでにして、それぞれ、まぜたおすしのうえに
飾った
卵の黄色、そぼろの茶色、エビの赤が乗っかって
豪華なものになった


あわせて、3度くらいだと思う
それぞれ、しいたけ、かんぴょう、れんこんなどを
煮て、ちらしずしを作ったことがある
おいしいのにはちがいないけど、ちょこっとだけ
作るのには、なかなか


でも今日書いたように、一部はさぼって、できあいのものを
使っても、一部だけでも自分の手作りをいれて
作ればやっぱりおいしいし、「自分で作ったもの」という
愛着もわいて、うれしい
食べ物に「うれしい」という感覚をもつことがとっても大事だ


もう25年ほどまえだろうか。先代とでかけて、先代の知り合いと
先代夫婦と4人だったか、奥さんの手作りのちらしずしを
いただいたことがあった。
味が薄味で、上品だった。逆にいうと、少し甘めの味に慣れた
そのころの自分には、少し違和感があった
いま食べたらどんなだろう
そして、先日作った自分のちらしずしは、どっちの味に
近いのだろう


ちらしずしは、うれしいとき食べた記憶とあいまって
やっぱり、家族と、うれしいときに食べたいという思いが
でてくる


今度は、ひとつひとつ、手作りして、ゆっくり時間をかけて
食べる人の顔を思い浮かべながら作ってみようかな