社員を育てるということ

社員を育てるということが
自分の役割であると、決める


ずっと自分の役割は、営業と思ってやってきた
いいえ、いまでもやっているのです
ぼくらの業界で、仕事の仕方で必ずトップ営業が
必要なことがある
だから、自分の役割は営業だと思う
そうでなくてはならない


そして、2年前から営業がよくできる役員を迎えた
そのことで、少し営業に関してすべて背負ってやっていた
状態からぬけでて、ちがうスタイルでの仕事の
しかたをしようと思った
それは、社員を育てるということ


いままでもそれはそうだったのだけど
すこし、スタンスをかえて、社員を育てるというところに
力の置き方を増やしていこう
それには、本を読んでいっしょに語るということだろう
と思う


地頭力を鍛える」という本を今年入社の人と来年入社の人に
わたして読んでもらってみた
実際のところ、「消化不良」が少し見られるなと思った
若い人には、もしかしたら消化不良をするようなことも
なかにもあっていいのかもしれない


しかしながら、いきいきと私とその本について、語り合うといったことでは
内容について、お互いの切り込みが浅かったり、全体を俯瞰した意見が
でなかったりで、ちょいと難しそうだ
ちょこっとやってみても、自分の薄学なこと、考え方さえ
なかなか、せまくまだまだだなと思い至って
「人を育てる」ということが大きな壁のように
思えてくる


昨年、若い人と話していて、その人が「対人援助」の仕事に
つきたいと言ったことから、それなら自分を豊かにする
ことを心がけてほしいと言ったことがある。その意図は
対人援助という仕事をするなら、相手から話を聞く、傾聴する
ということがものすごく大事だ。そして聞いてる自分そのものを
豊かにしていくことが、求められる
相手が、たとえば若い人で将来のことを、いろんな夢を思って
語るとする。そのいろんなことに、豊かな思いを
共有できないとなかなか、難しい。社会科学、自然科学。
アートの世界。自然そのもの。そして人間。


その昨年若い人に言った言葉がそのまま
自分にブーメランのように帰ってきて、自分はどうかと問い詰める
社員を育てるのに、まさに相手の言うことを傾聴したとして
語る言葉に、豊かな存在としていられるか?
とても、とても大きな、長い課題になりそうだ


自分で決めたこと
自分でやろうと決めたことを大事にできる人生は
素晴らしいいと思う