社員の育成、その前提

人が働くときに、なくてはならないこと
あえて、3つあげるとしたら
健康な身体、仕事に見合う能力、そしてその
会社なりで、示す方向へ気持ちがしっかりしてる
こと、でしょうか


このことを、TJKのメンタルヘルスセンター、センター長である
山崎先生は、その著書のなかで、車に例えて


健康な身体:ボディ、能力:エンジン、気持ちがしっかり:カーナビ


と解説しています
このカーナビの部分。どこに向かっていくか、ガイドする
というところ、経営者としては、気にしなくてはならないと
感じるのです
また、当社はいま、そうなのだと思うのですが、たとえば
車の運転をしていて、よくある、「駅にいく」だとか
「スーパーにいく」だとか、他の誰もがやるような
行先についての、やり方は、わかったとして
当社独自の視点である、行先というのを、示さないと
当社としての、存在意義はどこになるのか、という疑問が
でるなと、感じてることです


実際のところ、会社を経営していて、お客様、自社の社員
そして、会社のしくみ、という3つの要素が大事というなか
ITでいえば、お客様は、実際、社員が育っていくということを
やれば、大丈夫だという感覚があり、社員を育てることに
集中していきたという、思いがあります


そして、社員を育てるということを、やっていて、その奥の
深さ、また今の時代ということにもなると思うのですが
なかなか、社員のみんなに育ってもらうそのために、いろんなことが
必要なわけですが、そのいろんなものをそろえるのに
四苦八苦してしまう、ということを、感じています


ずいぶん、まえのこと。17年前くらいですね
ある若い社員が、ベテランの社員とやりとりをしていて
「なぜ、あいさつをする必要があるんですか?」と聞いた
ということがありました


この聞かれたベテランの社員は、この言葉が、ほんとに「衝撃的」
といっていい、出来事だと、くりかえして言いました


確かに、あいさつをすること、これは、少なくとも社会人であれば
いいえ、あえていいましょう。十分に愛情を注がれた家庭に育った人
であれば、「なぜ」とはならない、こと、と今でも、私は思います


ところが、あいさつが、できない人が多く
また、なぜ?と、思う人も実はたくさん、相当な割合いるのだと
実感します


こういう前提にたったときに、あることを伝えるのに
あれ、このこと、相手に伝わっているのかなと、疑問を持ちながらの
いろいろになってることを、感じます


社員に育ってほしい。大事なことを、大事と感じて
必要な意思疎通ができて、よりよく生きていくという前提の
もとに、素晴らしい経験をしてほしい、そう願います
そのステージを用意するということが、自分の役割だと思います
ときどき、はたして、それはできるのかな、と、疑問に
思うことが、ちょこちょこ、あるのも、事実なのです