家族

仲間に、いい家族だなーと思えるような
まさに、聞いたら、一番大事なものは家族と答えてくれそうな
そして我が家とも家族ぐるみのつきあいの人がいる


家族って大事
人間は個人として、大変複雑で高度な知的存在なので
いろいろ、動物として家族として生きてるということ自体が
大変ということがある
特にここ数十年の日本では、急速に豊かになったこと
欧米化を、一面とりいれすぎてることなどから、本来の
個人主義ではなくて、変なコジンシュギがはびこってしまい
(これは河合隼雄先生のいいかた)ますます、家族がみえにくく
なってしまう


ここ数日でまさに家族ってだいじだなと思えるときがあった
十年ぶりくらいにあった、仲のいいかた。家族と過ごすのが
大事で、まさに家族のためにがんばるお父さんで
気持ちいい。理屈はいらない
会社にいけば、よき上司、よき会社員にちがいないけど
その根っこは家族を支えるお父さんだ、素敵だ


実際のところ、私たちが子供のころまでは、本当にお父さんは
そうして、家族のために生きていて、貧しいながらあったかい家庭が
いっぱいあって。ところが最近はゆたかになったせいなのか
誰が経済的にささえてくれてるかなんて、そっちのけで
ひとりひとりが、ばらばらでございますというのは
よく聞く話だ


家族ぐるみのおつきあいを、ここ数年でさせてもらいはじめた
その方はつぶやく。僕は結婚するということは、きわめて自然な
ことだったんだですよと、この人を養っていこうとか
なんか責任をもつというより、家族を作りたかった、いっしょに
くらしたかったというシンプルな気持ちだね


このひとことは、私の心を打った
確かに自分が育った家は、そんなに豊かな家ではなかったと思う
結婚するときに、すでに独立に近い形で、転職をしていて自分が
入った、いまの会社の業績だって、ほんとうに心配だった
だから、「躊躇した」ということではない
責任を背負うなという、覚悟をもったということがいいたかった


けれど、うえの話を私にした彼はさらりと、責任?いいえ
そんなだいそれたことじゃなくて、いっしょにくらしたかった
好きな人と結婚したかったということですよという


実はここに、おおいに気付くべきことがあるのかなと思う
若い人が、結婚したいと思ったときに、不安にならずに
結婚できる、会社にしたいなということになるのかなと


テレビドラマの「下町ロケット」で池内博之演ずる、
若手のリーダー役を務めるキャラクターが、会社の業績の
ことを思って、彼女と結婚するかどうか悩む場面があるが
若い人が夢をいだける会社にしたいと感じるのだ


自分もそうだったけど、特に若いときは、仕事で成功というか
自分が思う、自分なりの成果をだすということは本当に
大事なことで、そのことが自信をうみ、仕事に自分が
育てられるということがあると思ってる


だから、わが社で育っていく人が、わが社にいることを地盤に
結婚もして、幸せになっていく、そういうことが
普通の会社にしたい


会社は生き残る。そして発展する
まさに新幹線のようにモーターがいくつもあるような発展のしかたを
したい。そうすることが、社員がいきいきとなることと
いまは同じ意味と思っている