育てること

先日あった、管理職研修にて
土、水、太陽の話をする


河合隼雄の著作から引用してるのだけど
人間が育ちそこなった部分、育ちなおすことが大事で
それは、植物をイメージしなさいという話がのってる
古い古い、何十年も、いえもっとしまいこまれた、「種」があったとして
それをとりだして、土、水、太陽を適切にあたえると、芽をだして育つという
ことがあるでしょうという


それに似たことが、人間にもあって、人間の育ちそこなった部分に
ついて、土、水、太陽を与えてやることが大事なんだと
まさに、管理職は、本人にとって、土、水、太陽をどうゲットするかを
いっしょに考え、ときに導き、とりこんでいくこと、その後押しを
することなのでは?


新入社員を育てることができるってことは、とっても大事なことなんだ
わが社も来年2名の新入社員を迎える。どう育ってほしいか考える
最近、まったく違う業界の人と話していて、今のわが社の規模において
毎年2名の新入社員を採用することって、とっても素晴らしいことだと
気が付いた。そうだとしたら、その採用に関わることとを、会社全体の
活性化につなげるということは、とっても意味の大きいことになる


どう育ってほしいのか?
それは、「理想をもつこと」
「理想を実現するために、考え、行動すること」


何がいいことなのか、伝え続けることって、大事な上位者の役割だ
仕事をしていて、「品質をあげるのに何をすべきか」
それはまず、システムの目的を的確にとらえることからだ。こういう大切な
軸をもって、ひとりの担当者が疑問をもち、いまやってることは
はたして、どういう意味をもつのかと思ったとして、その「疑問をもつ」
ということについて、意味あることだと伝えること


まず、「教えよう」という気持ちがあること
そして、それを持ち続けること
ひとつ、注意したいのは、自分の持ってる知識を教えるという行為は
一面、快感を伴うということもある、ということだ
教えることは、価値あることだけど、その価値に「あぐらをかいて」は
いけない


ふたたび、河合隼雄先生の引用をしてみる。知識とか教えてもらう側の
気持ちに少しでもたってみようと思ったら、医者の前にいることを
思い浮かべなさいという。医者のまえでは、圧倒的に知識であるとか
権限といったことについて、相手にはかなわない状態でしょうという。
そうしたとき、どんな思いでいるか?相手が高圧的だったら、どんな感じが
するかと


教えようという気持ちがまずあることは、なんといっても大事だ
そのことをいろんな活性化のエネルギーの出発点としたい。