色彩に目がなごみます

横浜、八景島あじさいを見に行きました。行ってみると
あじさいの種類って、こんなにあるんだなと、驚きます
青く咲くあじさいは、雨の中に映えます
八景島は、人工の島で、観光バスがどんどん来る観光地です
イルカショーがあり、ジェットコースター、バイレーツ
メリーゴーランドなど、楽しそうです。実際、横浜市だし
近いのだけど、あまり行ってみたりしていなかったのです


八景島の駅の近くの駐車場に車を止めました。歩き出したら
小さい島だから、あたりまえなのですが、そこらじゅう、海の
見える遊歩道でした。これが気分がいいです
磯の香を感じながら、どんどん歩きます。ほどなく
坂の入口になって、あじさいが咲いてるのが見えます。
あじさいの美しさは、グラデーションの美しさではないかなと
ときどき、思います。花がまだひらきかけで、白から
色づいていくところの色の変化はいとおしいといっていい
くらいです


金沢八景は、中国の瀟湘八景になぞられる、景勝地です。おそらく
江戸からそのころは、徒歩中心で行くのに、ちょうどいい距離という
こともあって、昔から人気があったのでしょう。
八景のひとつ、野島の夕照というのがあります。干潟の湾を
高台から眺められるところがあって、うまく季節?とかがあえば
湾の水がまるで、鏡のように輝いてみえるときがあります
それが好きで何度も足を運びました


夕陽をみるとき、思い出す、真っ赤な夕焼けがあります。たった
一度だけだけど、圧倒的に赤い、真っ赤な夕焼けがあったのです
あの現象も、おそらく湿度であるとか、温度、また雨上がりといった
条件によるのかなと感じます
その赤さは、山も川も、町も真っ赤に染めます。人と人が近くに
いれば、その顔もみんな真っ赤にみえるほどになります


日常に埋没していると、どうも季節を感じる色に、鈍感に
なってしまうのかなと思うときがあります


冬の澄んだ空気、そうしたなかで見る、雪の白。春のかすみがかった
ところでうかんでくる、新緑。夏の日差しにうつしだされる
明るい青。秋の赤、ブラウン


なにか、美しいものをみるときに、感じる心も育つのだと
思う時があります。あじさいの色の淡さは、十代のほのぼのとした
人とのやりとりを、思い出させます
さきほど、描いた夕陽の赤は、なにに、なぞられるのでしょうか
まだその赤の色をたとえにだせるような、圧倒的な思いを
する経験が自分には、できてないということもありそうです


何らか、人の心が変わること。変わっていきとき、その変化を
とらえる瞬間を大事にしたいと思っています。きっと
感動を覚える、きっとまわりからも感動と思える一瞬。
そうした、大事でいとおしくて、なかなかない、貴重な
一瞬を大事にできたら、きっといろんなことがうまく
いくように感じる
その一瞬をとらえるために、なにかしたいものです