感じる心

季節がら、お盆に近いということもあって
お先にとばかりに、虹を渡った人のことを、思い出すのがふえます


生きていくのに、大事なこと、それは感じる心ではないかと
言った人がいます
このことを、ときどき、思い出します
ビジネスをするのでも、プライベートな時間でも
想像力があって、生きているということが大事ということにも
つながっていると思います


細かいことでいえば、どこかのうちで、手料理をごちそうになったとします
その手料理の手間がかかってるということが、わかること
そうしたことを、気にしてる、心があること、大事だと
思います
いいえ、お店でもいいと思います。ちょっとした、お客様に
気持ちよくすごしてもらおうという、気持ちが感じられること
そんなことがうれしいです


先日横浜の中華街で食事しました。はいったお店は、大きなお店で
そのお店のクルドといっていい、社員のふるまいに対しての、宣言に
笑顔で接していくと書いてあって、気に入っています
確かに、相対するお客様に声をかけるときに、笑顔の人が多いなと
思います。ただ、大変惜しかったのは、最初に会った人が
微笑はしていたかもしれないですが、私からは、せっかくだから
もっと笑顔でいればいいのに、と思ったことでした


ビジネスでも、想像力って大事だなと思うことがたくさんあります
対人援助という仕事をしてるんだなと、自分の仕事を思うとき
よく感じますが、対人援助というポイントを
思いながら、そういう職業を思うと


教師、医師、看護師、介護士、セールスマン
SE、警察官、公務員、コールセンターのオペレータ
弁護士、管理職などなど
あれ、・・・すごい割合の職業がそうではないかって
思えてくるのです


対人援助ということをするとき、と、河合速雄先生はいいます
「秘密」を守るということが大事なときがありますと
そうであれば、たとえば、なにか法を犯すということについて
秘密にしなくてはならなくて、いまどきは杓子定規なことしか
通らない場面が多い、世の中ですから、秘密を守るために
ときには自分の首をかけなくてはならいなんて、場面まで
想定されるわけです


こうして、対クライアントとの秘密を守るということは
結構大事であり、またそうしたことをなんとか
やるためには、仲間との連携、たいていなことでは
くずれないだけの信用を、仲間からもらってないとできないと
指摘します


こんなふうに考えてくると、人の面倒をみながら
仕事するってことは、ある意味、あたりまえのことなのですが
どこまでも、面倒を見るなんてスタンスを、やろうとすると
奥が深く、自分の軸をどこにおくか、また自分の味方になってくれる
人はだれで、どういう状態で、自分のことをどう思ってくれているか
常に、確認して、コミュニケーションよくとっておかないと
たいへんなことになるということが、想像できます


感じる心が大事
物事をすすめるのに、たとえば、まずいことが起こったとして
その当該の中心人物がどんな気持ちでいるのか、感じる心がないと
そもそも、寄り添えない
一方、管理者としては、そうしたことが客観的に世の中でどう、受け取られるのか
これまた、一定以上の正確さで、理解し、どう行動するか、わかり
また実際本人が足らなければ、その行動ができるように後押しする
だけの、力というかパワーをもつということが大事でしょうね


人間は、生きなければならない。できれば、自分が納得できる
充実した時間ももって、進めたい。そして、そうしたことを
評価されたい。これはとても、普通のことなのですが
普通のことを、あたりまえに、安心してできる状況を
作りたいと思います