相手との距離を縮めたいと、思う

対人援助、の仕事ということを
河合隼雄先生の著書で、考えました
カウンセリングをする、という解説書なのですが
この「対人援助」は、広くとらえると、いろんな仕事が
そうなのです。


公務員は、そうだととらえることもできます
セールスマンだって、人との関わりが一番大事、
ととらえると、それに近い存在です
「職種」というか、会社の人事だとか総務というのは
「人」をどう動いてもらうか考える場だとも言えます


自分と相手の立場、相手がどうとらえるのか
そういうことを、想像できる人になるということの
重要性を、説いています


一般人が医者にかかるときを、思い浮かべなさいと
サンプルをだします。知識とかノウハウという意味では
医者にかなわない。相対して、自分のほうが研ぎ澄ますのは
「勘」ですね、とくる
え?勘?
でもそうじゃないでしょうか


会社の上司と部下の関係
上司と、部下である自分としたら、会社のなかで
世の中ということもあるでしょうが、経験、知識そして
会社で、認められてる権限といったことも、ずいぶん差が
あるものです
そうしたとき、人と人、となったときに部下たるその人が
頼るのは「勘」かなと


人と人、として、なにかしましょう
たとえば、いろんなものとっぱらって、話をしましょう
そういうことが、大事な場面って、でてくるものです
「いろんなものとっぱらって」、こういう言い方
言ってみれば、やっぱり上から目線、に近い発想に
なってるとも、言えそうです


人、自分がいろんな意味で、アドバンテージをもってる
立場に立つということが、多くなっていますから
ついつい、そうなのですね
また、そういう意味で、一度アドバンテージは忘れて
まずは、話してみたい、からそういうことがでるとも
言えます


逆の立場からは、「とっぱらって」とか言ってるけど
もともと、自分のガワには、とっぱらうものなんて、ないし・・・
それが、本音かもしれません


こういうふうに、どうしたら、距離を縮められるかという
話をしていると、つまりは、人と人、いろんなものを
お互いが近づけて、やりたくなる、そういうやっぱり
関係性を持つのが、なんにしても、「入り口」「基本」
になっていく、とも思えてきます


人との距離を、縮めたくない、言い換えれば「鎧」を
つけた状態で、自分をみせたくない
そういうところから、でてきてくれないと、はじまらないと
くりかえし、思うところであります