お盆に思う

ステマーズの創業者である、増地徳則氏は、いろんな意味で
人生の師と呼んでいます


透明なこと
人に対して、片寄がない、誰に対しても公平な態度で
接してることが、よく思い出されることです
思えば、親子ほど歳の離れた、私によくも、公平に接し続けてくれたと
思います
それは、この歳に自分もなってみて、感じる、ある種のプライドなのかも
しれません
「教育」とか「育成」という観点にたって、人にどういう態度で接するべきか
ということは、基本中の基本だと思うのですが、相手を尊重すること
なのだと感じています
だから、親子ほど、歳がはなれていても、業界のことをあまりに知らないしろうと
だったとしても、公平に扱う。意見は尊重する
なにか、足らないなと思っても、自分で気づいていくまで、待つ


前向きなこと
55歳になって、心血を注いで、育ててる社員から、辞表をもらい
会社をたたむという気持ちになる
これは、自分の人生を否定されたと思っていいのではないか
それでも、あきらめない。もう一度会社が、いきいきと人を育て
顧客からの信頼をえて、みゃくみゃくと、生き続けることを
信じて、日々社業の発展に奔走する
20代の自分に50代の挫折は、あまりにも、境遇も責任も
人生の道筋のマイルストーンという意味でも、ちがいすぎて
想像はするけど、心に迫るものに、ちがいばかりが、目立って
困っていた
前向きなこと。会社が発展することを、生きる望みにして
生き続ける姿がある


家族ぐるみ
大事な人とは、家族ぐるみでつきあう
そうしたことの、大事なこと、楽しいことを教えてもらいました
若い人、いいえ私と同じ世代でも、そんな大変なことはできない
というか、大変かどうか、おいておいて、とっても自分にはできないと
思う人がたくさん、いると思います
自分もそうでした。でも・・・・
この2年ほどで、知り合った人が書いた本を読んで、そうだなと
おもうことがありました
それは、ここ数十年、日本人は、借り物といっていい「個人主義」に
どんどん、傾いて、家族は核家族化し、マンションとかに住んで
地域社会は、どんどん、疲弊した
そんななか、やっぱり「自由すぎる」「束縛ななさすぎる」
ということも、苦しいと気づき始めてるのではないか?・・・
ほんとうに大事なことを本当に大事な人と語るのなら
家で、じっくり話したい、そんなことから
思う、家族ぐるみのおつきあい
だって、やっぱり生活の、基本の単位は家族なのですから
そうしたことの、最初の入り口を教えてもらえたのも
増地夫妻でした


人は死にます
だけど、覚えていてくれる人がいることで、別の人の心で生き続けることが
できるのです
増地徳則氏は、私の心に灯りをともしてくれました。その灯りを、ぜひ
次の世代の人に、なんらか明るくなるような、火を燃やし続けることを
して、つないでいきたい