いい会議ができるということ

ずっと、いい話し合いができるということを
めざしてきたように、思います
いい話し合いができる、ということは、内容ある思いをもって
話し合いが実現できてるということになると、思います
そのことが、継続的にできていたら、会社はいいほうに動き出すのを
感じます


学生時代、舞台を作る活動をしたとき、裏方、スタッフの会議にでて
ふんづまってしまったことがありました。ある分野、大道具だったのですが
その準備が全然、すすまない。そのリーダ役を勤めるメンバーに
非難があつまりました。
そのとき、ひとりの先輩がつぶやいた、言葉が印象にのこってます
この会議って、誰かを責めるためにやるのではないよね。問題を解決する
ためにみんなで知恵をしぼる場だよね


仕事をしていて、もっといい仕事をするためには
もっと、参加してるメンバーが、伸びるためには
そうしたことを、思って、会議って行うのだと思うのです
会議を行ったことで、仕事をするひとりひとりが、より明確に自分の
役割であり、その役割を与えてる、そもそもの組織の目的を自覚して
いきいきと働きだすということ。


つまり、自分がしなくてはならない仕事の背景にあることを
くっつけて、見える化して、意識してその目的、役割をはたしてる
状態を、納得、自分事でものごとにあたれるようになる
ということを、めざそうということですね


あれれ、だいたい、話し合い、会議を大事にしようと言ってる
本人の私自身、すらすらと、会議のやるべき方向が語れない?むむむ?


先日のこのブログに、つながるということの素晴らしさという
ことを書きました。つながるということ、その定義として
双方向で継続的になってる状態と、見て、「いいな」と思ったのです


会議ということも、双方向で、継続的なことがでていると
いいなと思います
あるシステムについて、お客様の要求を実現していくために
何人もSEがそのシステムの改善に取り組んでいるとします
一定以上のシステムだと、複数、ときには数十人、いいえ
数百人であるとかの、SEが専任で、システムの改善に
取り組んでるということが、起こりえます
そうした、規模のある仕事だと、なかなか、メンバーのひとり
だったりすると、そのシステムの目的といったところが
見えにくくなり、細分化された、事象とかのみ、目の前に
あるということが、起こりやすい


そうした、状況において、ひとりひとりのメンバーが
自分の役割を、そのシステムの目的とひもづいた形で、いつも
意識しつづけるって、実はかなり、大変かなと思うのです


上記に書いた話は、実際のところ、いまの複雑化した、現代の世の中で
いろんな仕事で起こりそうな、やっかいな、現象です
つまり、システムの仕事もそうですが、一定以上の大きさの仕事の
一部をやるって、どこでも、起こりそうですよね。製造業でも
そう、物流だとか、サービスといった分野でもそうですね


そうしたなか、ひとりひとりが、いかに自分事で仕事して
成長していってもらうか。おそらく処方箋としては
ふたつと思っています


そのひとつ、それはいま、ここで書いてるように
会議、打ち合わせを、自分で利用できるまで、活かすという
方法。もうひとつは、上司が、その担当者の役割、大切さを
認識できるように、情報をくばり続けること


思ってみたら、この処方箋のふたつは、「コストダウン」の
掛け声のなか、ないがしろにされつづけてることでは
ないか、と、ちょっと危機感をもちます


なぜ、話し合いを大切にするか、ひとりひとり、振り返って
考えを深めることが、必要ですね