尊敬してる、河合隼雄先生の著書、「カウンセリングを語る」を
バイブルのように読み返してる
そうしたなかの一節。人間が変わるということは
大変なことです
このことを、ひとつ、慎重に物事をすすめることの、第一の理由みたいに
おそらくこの20年とか、自分に言い聞かせ、やってきたという
感覚がある
人間が変わるということは、大変なこと
このことを、ずっと覚えてること
おそらくこうした姿勢は、私のなかではそうそう変わらないかも
しれない
一方、最近読んだ本、「仕事は楽しいかね」 by デイル・ドーテン
によれば、どんどん、変化することこそ大事という
話がのってる
もちろん、一見矛盾したことなのだけど
自分のなかで、ああ、なるほど、と思うようなことに
なりつつある
自分を変化させるべく、いろいろ試していくこと
そうしたことが、おそらく企業経営にはとっても大事なのだ
ひとつには、こういうことがいえる。自分のまわりの人が
やる気をだすということ、このことに管理職であれば
必ず気を配っていると思うのだけど、そのひとつの
やりかたが、経営者が変化を受け入れるということに
なると思う
例えば会議で誰かがなにか、提案したこと
そのことに、同意できるなと思ったら、経営者はそれを
とりいれて、会社を変えることをしたらいいと思う
そして、おそらくそうしたことができると
その提案した誰かは、ああ自分の意見がとりいれられたという
その一点において、そのまわりのことから、自分事として
仕事していくことができるように思う
巻き込む経営ということを、いつも思う
「ひとりで仕事を抱え込まない仕事術」 by リチャード・アクセルロッド
によれば、「関心とコミットメントをもってもらうために、仕事ふる」
ということが、キモとして、書かれてる
これをみたとき、いま当社に必要な経営のひとつの考え方はこれだと
直観した
重要かつ、決めていくことに骨が折れて、長期でとりくむ課題
つまり、自分にとっては経営ということになるけど、そうしたことは
相手に関心とコミットメントをもってもらいながら、進めなければ
お互いがいいと思えるような、進め方ができない。
まさにそう思う
この例として、「結婚」ということをあげてもいいと思う
結婚相手とは、その生活、そして人生そのものといっていいものに
関心とコミットメントを持つということが欠かせないと思う
そういう意味で、メディアから聞こえてくる、子育て支援なる
話だとか、女性の社会進出に、家事の負担をへらしてという話は
おおもとの、出発点がまちがってることが多いと感じたりする
生活について、関心とコミットメントをもつ
たとえば、お互いの食事に関心とコミットメントをもつ
こうしたことは、楽しみであり、誇りにつながる話だと
感じている
そうして解きほぐしていくと、経営についても、巻き込む経営が
できて、参加してもらえれば、その参加者は楽しみであり、誇りにつながる
仕事、生き方ができると信じてる