いろんな味

テニスのコーチが、テニスプレイを
料理に例えて、指導します


料理とすると、たとえば、塩味あり、しょうゆ味あり
味がうすいもの、濃いもの、辛いもの、甘いもの
いろいろあってこそいいということが
あるじゃないですか・・・


テニスプレイだって、攻めてるのか、守ってるのか
すくなくとも意識してやるんですね
プレイは、攻める、つなぐ、しのぐ、この3つを
まぜてこそ、めりはりがでて、プレイに幅がひろがるんです


どうしても、いい球が打ちたい
とくに男性は力がありますから、力をこめたいという
気持ちがありますね
でも、どうかすると、いいボールも打てるかもしれないけど
ミスも多くなる
それでは、言ってみれば、いいボールうつために、ミスが
でるのはしょうがない、と、メンタルという意味では
自分で自分を甘やかしてることにならないですか?


おおっと、こう言われてしまうと、とても痛い
ミスをだしながら。だけど、大変なんだから
しかたがない


こういうことは、仕事でもやりがちなんじゃないでしょうか?
決して、ミスをださないということから、はじめないと
いけないのに、〇〇だから、といいわけして
ミスをしながら、やる


小さいミスでいえば、スケジュール遅延なんてことも、ミスですよね
正確な報告ができてない、これもミスです
こうしたミスを重ねて、仕事の実態として、自分でこういうもんだと
なんとなく、過ごしてしまう


こういう仕事のやり方は、改善していくという、せっかく自分が
ステップアップしていく、ヒントを自分でつぶしてるということに
なりそうです


ミスが多く、正確な報告もあがらないことから、その仕事
そのプロジェクトに対する、上位者からの評価もあがらない
結局、しかるべきとき、たとえば増員というタイミングに
おいて、他のプロジェクトと比べられたりすると、信用が
ないゆえ、優先度がさがる
こう考えると、小さいミスを見過ごしてることが
プロジェクトであり、顧客の不利益にも
つながってしまう


テニスのコーチはいいます
そんなに、速いとか回転がかかってる、いいボールでなくて
いいから、少なくともネットをこえて、真ん中をはずさない
スイートスポットで打つボールを続ける


ふつうの球だから、いいわけはできない
ミスをださないということに、メンタルの意味で
プレッシャーを感じながら、プレイする


目立つ仕事だとか、そういうすごさを求めるのでなく
日々、地味でもミスをださない、仕事の仕方をする
仕事をするって、実はそういう、しぶとさというか
安定感が大事と、このごろ、よく思います


こうして、言ってみるのは、やはりたやすいのですね
実際、一定の期間、ミスをださないように仕事するって
かなり、プレッシャーを伴うものです