成長そして感性をみがく

昭和の時代、民藝運動の中心人物だった、柳宗悦河合寛次郎の出会いの
話がとても、印象に残っています


若くして、お互いを意識したとき、後に「親戚以上のつきあい」をした
二人なのに、なんと、反発しあったというのですね
そうなんですが、浜田庄司がふたりをとりもとうということで
河井が、柳の自宅をたずねるという場面が訪れます
そして、部屋にはいり、柳が大事にしてるであろう、朝鮮半島由来のつぼを
みたとき、河井は、その良さが心のシンをつつき、この良さがわかる
柳は、もうすごい、自分としては大切にしたい人だと、すーっとわかった
という話があります。河井の言葉でいえば、心が溶けた、そうです


人と人が、お互いを認め合い、通じあう、それこそ、人生の友として
友情を誓う。こうしたことは、お互いの心の感性がすごいといっていいのかな
と思います


こうした、感性の話を、最近とても、大事に思います
人間が人間らしくふるまう、その脳みその分布でいうと、前頭葉
ということがあるのだそうですが、この前頭葉を鍛える
ということに、文化にふれること、と教えてもらいました
私流に、文化にふれるということの、一番のやりかたというか
こつといったらいいか、その濃い部分は、上記に書いた
感性を磨くということになるのではないか、と思っています


当社のヒューマンな部分での、評価ポイントとして、5項目を
あげています


自己コントロール力、for the teamで動ける力、継続学習力
報告力、目標発見力という5つです


この自己コントロールは、心身ともに、仕事をしていく、継続していくために
必要なことを、指しています。いわば、自分がしっかりすること
モチベーションを持ち続けるということと言い換えてもいいでしょう


IT業界では、相当な割合の働いてる人が、メンタルでへこんでしまう
という話題があります
ぜひ、自己コントロール力をつけて、そういうことにならないように
したいものです


じゃあ、自己コントロール力って、どうやって、維持、また鍛えるのですか
という話になりそうです
そこで、思うのは、前述した、前頭葉を鍛えるということです
文化にふれていく、芸術、スポーツでもいいでしょう
そういうことから、はじまり、まさに、感性を整える、磨くという
意識にもっていけたら、きっと、自分で自分を鼓舞する
ことができるようになるだろうと、私は考えます


仕事していくことって、楽しい面もあると思うし
毎日だし、成長することを、求められるし、大変なことですね


ひとりひとりが、成長を感じることが大事
それには、ひとりひとり、自分で自分を大切にすることが
必要と考えます