言葉で伝える難しさ

ときどき、言葉でなにかを伝えるのは、難しいなと
思います。もっとも、言葉なしには、考えることも
難しいですから、言葉だけで伝えるのは、と言い換えたほうが
いいでしょうね


言葉は、その発した人がもってる背景を理解しないと
うまく伝わらないということがあると思うのです
定義ですかね


ですが、日本語で、言葉の定義というのは
ややこしいです。ややこしいというか、そんなこと
やってられないでしょ、ってな雰囲気があります
日本語は発したとたん、伝わってると、思いたい、言葉
なのかもしれないです


10日ほどまえに、上野、東京国立博物館に、黒田清輝という画家の
回顧展を見に行きました。見終わったあと、その絵の良さを
話したいけど、自分のなかに、その絵のよさを表現する単語が
少ないといったらいいのか、言葉にはしにくい、良さを
うまく言えなくて、もどかしい思いをしました


最初に見た、婦人像。ヨーロッパ留学中の恋人だったという
マリア・ビヨーを描いたということですが、これがいいのです
おそらく、描かれた本人もとても美しい人だったのが
推察されるし、恋人だったということも、この絵のよさの
秘密のひとつでしょう。そのときの師、ラファエル・コランから
うけとった、光を大事にする、描き方もあったというのも
あるでしょう
でも、そういうことを、羅列していても、絵をみた感動は
なかなか、伝えられないと、感じるのです


矛盾しますが、それでも、美しいものに出会ったら、なんとか
そのことを、伝えてみようという、行為は、楽しいことだし
やったほうがいいのではないかとも、思います


そうすることで、挑戦できるという部分があります
また、くりかえし、アートなら、アートの世界で
表現してみようと、やることで、トレーニングになるし
自分よりそうしたことがうまい人の、文章にふれるなど
すれば、それはそれで、刺激になります


こうも言えるかもしれないです
よくみかける、共通のものがあるとき、言葉も
そこそこの、利用価値が高まり、伝えてく
ということは、できそうです


だからこそ、仕事していく仲間であれば、始終、そうした
情報交換をしておくべきということが
ありそうです


つまり、たとえば、仕事してるその対象が、銀行で
預金してもらう、ということだったとしますね
そうであれば、当然、金利のことであり、預金の
かわりに、使われる金融商品のことを、いつも
話して、その話が的確に誰かに伝わるように、しておくことが
どうしても、必要ですね


仕事してる対象が、コンピュータシステムの
ことであれば、その環境、工程、携わってる人
などなど、関連することについて、いつも話していて
さらには、わからないことがでてきたときに
どうやって調べるかなどに、くわしくなっておく
必要があるでしょう


いま、サンプルとして上記の仕事、自分でしたことの
あるものを、だして、書いてみましたが
はたして、自分はそこまでやってる?と
だれかに、正面切って聞かれたら。大丈夫
十分自分はやってる!と言い切れるか、ちょっと
不安になります


言葉で伝わるのは、不十分かもしれない
少なくとも、そのことを、意識しながら、いろんなことを
したほうがいい。わすれないようにしたいものです