自分の未来に恋をする

喜多川泰の小説を読んでいて
「自分の未来に恋をする」という言い方がでてきて
とっても、気に入りました


恋は、自分をスーパーでスペシャル(知ってる人は知ってますね
ドリカムです)にするのですね
まして、自分の未来に恋していたら、本当にパワーが
生まれると思います


好きなマンガ、「森のピアノ」のセリフにて
阿字野壮介は、雨宮修平に
「君は、自分のピアノをもっと好きになったほうがいい」と
言います


自分のやってることを、もっと好きになる


1年ほどまえだったと思います。山を紹介する、NHKの番組で
ある女性の登山家を、紹介していました
山に登る人なら、知ってますが、赤い布で、登山道を
示している場所があります。その布が好きだというのですね
赤い布のこだわり、この先に、もっといいのが見れますよと
うれしそうに語りました


自分のやってることを、好きになる、能力


仕事でも、プライベートでも、自分で自分を鼓舞して
生きていける人って、いいなと感じます
いいえ、誰しも、ちょっとはそういうことはするのです
できれば、ダイナミックに、自分で自分を鼓舞することは
すばらしくいいことだと、胸をはって、どんどんやったらいいと
感じます


先日、仲間と話していて、仲間の女性のメンバーから
男性は、女性を守りたいと、思うのかという
質問されて、実際、そういう感覚あるわけですが
実際のところ、(この歳になればおそらく誰も知ってるのですが)
女性のほうが、男性より強いのは、普通のことなので
「守りたい」と思うのは、実は自分で自分を鼓舞する
ことの、変形なんだと、感じるのです


この人を、守るんだ、と思い込むことで
自分がしっかりしなくては、だめなんだと、言い聞かせてる自分。


このごろ、「信じられる」ということは
もう、価値のひとつと、言っていいと感じる、ことがあります


もう10年以上たちますが、箱根の成沢美術館にて
奥村土牛の、円空仏のスケッチをみたんですね
そのとき、そのスケッチがすばらしく、思えたのです
頭に浮かんだのは、マンガ、「あずみ」のなかで
主人公あずみが、あこがれる、仏師になりたい青年との
会話です


「いつか、自分が彫った、仏像が、何十年、何百年と
人々に拝まれ、できれば、拝んだ人になんらか、いい感覚を
伝えられるような、そんな仕事ができる、自分になりたい」


そのことを、聞いたあずみはいたく感動して
この人を絶対応援したいと、誓うという場面。


そんな仕事である、円空仏を、奥村土牛は見事に描いてるという
感じがしました


自分の未来に恋をする
そういう生き方を、したいですね