成長ってなんだ

自分が成長してることを、感じられるって
とっても、幸せな瞬間じゃないでしょうか


成長する。子供が大人になるイメージでいうと
いっそくとびに、結論めいた話になりますが
それまで、感じられなかった、自分で手が届かなかった世界が
みえて、その世界の一員なんだと、感じることが
できるということでしょうか


私は、かみさんに導かれて、アートを楽しむという世界を
知りました。美術館にいって、絵を見るということを
楽しめるようになりました
上の定義に照らしてみると、私は、アートの世界で成長した
といっていいのかなと。つまり前の私は、美術館にいっても
楽しめなかった、その世界に手が届かなかった
最近の私は、手が届くようになった、アートを鑑賞する
ということについて、アンテナがたつようになった
といっていいのかなと、感じます


自分というか、人間成長して、どうなるんですか
という答えは、人生を豊かにしていくこと
と答えます


自分の人生が豊かになって、どうなるんですか


その答えは、いっしょに、みつけていきたい
でも、素晴らしいものが、みつかると、信じることができます


成長する。仕事で、できることがふえる
このことも、大事でしょう
でも、もっと先の大きな、深い、素晴らしい輝く、レイヤーが
あるのですよ


仕事で、ある作業をできるようになる
ということ、それも、入り口になることは、あります
そういうこと、だけでなく
理想をもつこと、そして、その理想のつながってる世界を
感じることといっていいでしょうか?


ビジネスマンであれば、顧客が求めてるなにかを
つなげていくという、ことに、主体的にかかわるということが
おそらくは、入り口のヒントの次の、場面として
あるのではないかと推察します


1か月ほどまえ、竹芝の近代美術館で、楽焼の展示会がありました
その楽焼、本家当代当主は、15代続いてきた、楽家の、一子相伝
極意といっていいことは、「何も教えない」ことです
ということを、聞いて、頭がなぐられる、思いがしました


成長するって、先にいけばいくほど、教えてもらってすることと
ほど遠くなっていくということ。
そのこと、そのイメージが、大学時代の師、樋口先生がおっしゃっていた
「人間は成長できるなら、なにをやってもいいんです」という言葉と
ともに、頭のなかで、ぐるぐる、まわります


行きつく先には、なにがあるんですか?
知りたくなる気持ちは、わかります
でも、そんな、答えのないこと、安易に人に聞いて
たどりつけるって、そもそも、のところ、考え直さないとね