鎌倉に、瑞泉寺という寺があって
何度も通っています
空気がいいのですね
鎌倉駅から歩いたとしたら、40分か、50分くらいですかね
横浜国大の付属小学校をすぎ、清泉小学校をすぎて、大きな森を
背負った、鎌倉宮をすぎます
このあたりから、特に木がふえだします
通玄橋という小さな橋をわたると、一段と、空気が
ちがうのを、感じます
瑞泉寺は、東側と東南にかけて、谷がせまってるということが
あって、太陽が日差しを届ける時間が限られてるように
思います
昨日よったときも、もう10日ほどまえに、鶴見の総持寺では
盛りを迎えていた、彼岸花が、まだずいぶん、残っていました
空気がちがうこと、また谷を流れる水がそうさせるのか
ひんやりして、少し、しっとりした、空気があると、感じます
山門をとおり、拝観料を払って、石段をのぼりだすところに
くると、その空気は、一番濃いところにきたという感じがあって
しだだとか、竹、いろんな植物が、気持ちよく茂ってるそういう
なかをすすみます
思い出すと、鎌倉にくるというのは、かなりの割合で
ここ、瑞泉寺に通うということに近いことに気が付きます
一番最初はいつだったか、忘れましたが、おそらく
中学生のころです
父の蔵書で、いろんな地方を紹介してる、シリーズの本があり
その鎌倉編で、永井路子が、鎌倉の様子を描いていて
その文章が気に入り、そのまま、鎌倉を歩いたことを
思い出します
そのなかで、瑞泉寺、妙本寺と、おそらくは永井路子が愛でてる
寺なのだと、思うのですが、描かれていて、自転車で
いったことを、思い出します
花の寺としても、有名な瑞泉寺
昨日は、彼岸花のほかに、芙蓉、水引の花が境内を
いろどっていました
鎌倉の寺というのは、谷を背にして、つくってあり
そのおかげで、かなり、境内は静かです
特に瑞泉寺は、その億は、ハイキングコースつまり車道は
ないということで、かなり静かです
谷の奥まったところで、水の流れ落ちる音だけ
聞くというのは、都会の近くでは、かなりぜいたくな
印象です
そうしたところに、ひとりぶらぶらしてみると
その静かさを、十分あじわえるような、心の状態かどうかで
自分の心の様子を、うかがい知れるということも
ありそうです
昨日の自分は、まだまだ、心のなかに、波立つものがあって
ゆっくり、静かさを味割るというのには、ちょっとずれ、というか
あんまり、よくなかったかな
でも、気分はかわり、さて、今日からまたあらたな気持ちで
あるべき姿、自分が決めた、道をすすんでいく、そのための
英気をうけとれたかなとも、感じています