絵本が伝えるもの

絵本が伝えるもの


ふんわり


きゅっとした、感じ


喜び、悲しみ


言葉というのは、実は万能ではありません
もちろん、言葉がなければ、きっと考えそのものが
イメージだけになってしまうかもしれないから
必要なんですが、言葉で伝わるものというのは
限られてる、ということを、知っていてほしいと思います


絵、が、雰囲気、触感を伝えるということが
ありそうです


人間はやっぱり、感情があって、生きています
行動は感情が決めると言っていいかなと思うのです
ゆえ、言葉で伝わる以外の部分って、とても大事に
思えてきます


いせひでこ、という絵本作家がいます
やさしい、色合い、ふわっとした、絵
それでいて、人生のある場面をしっかりとみている
場面構成があります


ちょっぴり悲しいところもはいりながら
行きつく先には、広々とした空があり
子どもの輝く未来を、感じさせ、山が、海が
そして、花や葉が、応援してる、そんなふうな
絵がでてきます


絵本を読むときに、読む側の気持ちとしては
安心したいとか、元気づけられたいというのことが
あるのかもしれません


本を読むということ、楽しみだったり
なにかを、考えたりするのに、触媒として
存在するということもあるのでしょう


いせひでこ、は、ひとつの、メルヘンの
世界をみせてくれるといっていいのかなと思います


ある人に会って、その人の世界にふれることで
元気づけられたり、心がやわらかくなったり
というのは、会ってるその人の人柄が、素晴らしいからでしょう
それと、いっしょで、絵本を通してですが
いせひでこ、という人柄に出会って、こちらの心が
反応するのだと思います


絵本の世界は、理想があっていいと思います
理想を語り、理想はこうだと、示してくれる
そういう存在が、愛おしく思えます