アートの話

街を歩いていて、画廊だったり、雑貨の店だったり
ちょっと、アートなにおいを感じて、見てみるというのは
ほんとに、楽しいひとときです


先週の日曜日は、銀座の黒田陶苑というお店に入りました
実際、このお店、友人から教えてもらった、陶芸家の
展覧会があるとかで、2度ほどお邪魔したことがあります


狭い店内ですが、2階,3階と展示スペースがあり
1階と3階には、人間国宝と言われる人のうつわが
おいてあったりして、行けばやっぱり、いいなと思える店です


入ってすぐのところに、河井寛治郎の花器がありました
独特の形です。河井寛治郎の作品もそこそこ何度かは
みているし、ということで、他の器、酒器だの、茶器だのを
みて、帰りがけに、河井寛治郎のうつわを、もう一度みると
その良さが、際立ってよく感じます


河井寛治郎は、柳宗悦と出会って心が溶けたということを
言っていて、その心が溶けたという様子があまりに
素敵なので、このブログにも何度も描いていますが
河井寛治郎の、うつわをみて、心がやっぱり、なんというか
なごむといったらいいか、踊るといったらいいか
とにかく、とってもいい
そして、その良さは、河合と柳が、いわばスパークした
あのものに、近いのだと(勝手に)自分で悦にはいってるのです


うつわにしても、絵にしても、見ていて、ときには
さわってこれはいいな、手元においておきたいな
そういうものがいい、というか、そういう感覚で楽しめばいい
このことは、州之内徹という方が本に書いていて
あるとき、そうだ、そのように楽しむのが、いいんだって、
納得したのですが。


うつわは、さわって、できれば、自分の思うように
使って、いいとわかって、そのうつわからいいものを
もらうんだよと、教えてもらいました
このことは、鳥取、岩井窯の山本教行さんから
教えてもらいました


確かに、ただ、ながめているのと、使ってなんぼだというのは
ちがうと感じます
かなり最近、手にいれば、漆器があります
漆器をほしいと思ったのは、はじめてなのですが
何度か、うつわを求めてる、青山の“うつわ楓”にて
みつけました


使ってみると、手になじむ感じがとてもいい
持っていて、無理がない
手にすっとなじむ


お店にはいって、食事するときも
うつわが、ちょっとでも、気を使ってるなと
感じられると、とっても豊かな気持ちがしてきます


アートにふれてること
それは、心を豊かに保てるということ
そういうことになるのかなと、思います