SNSが偶然の感動を、奪う

恩師が、朗読の会にでると聞きました


彼女が語った、青春小説は、せつなく
ほろ苦い、まさに青春のひとこまを
目に浮かぶような、場面描写で描いてる
秀作といっていい、文章でした


観てからふと、感じたのは
SNSって、はたしてどうなのか?ということです


実際、学生のときの懐かしい、同性であり異性の
友達とも、SNSでつながっていたりします
その笑顔、家族との時間、趣味でこんなことが
あったという、つぶやきを、日常のなかで
楽しむことができます


そういうことがしたい、人がたくさんいるからこそ
プライベートでのSNSはおおはやりしてる、とも
いえるのですね


ところが、上記の小説にあるような、たとえば
10年ぶりで、偶然、友の墓の前で、なつかしい人に
会うといった、感動は味わえなくなる、というか
可能性が低くなってしまいますよね


偶然、ということでいえば、電話もそうでしょう
メールもそうでしょう、偶然にかけるといったことは
減るのが、「便利になる」ということです
その一環として、SNSもそうだよ、と位置づけて
しまえば、それはそれ、なのでしょうね


でも、と少しこだわりたいのは
会えるかもしれない、会えないかもしれない
そういうことが、気持ちを高めていくといったことは
絶対ある、とも、感じます


知り合いが、1か月に1日であるとか
スマホを全くいじらない日を作ったほうがいい
という話をしていました


偶然、という感覚を研ぎ澄ますとき
といtってもいいかもしれないですね
人間は、便利になれば、鈍感になるとも
言えるのではないでしょうか