記憶

記憶

己の言うこと、立つ日の心の心


記憶というのは、つまらんことを、覚えるためにあるのでは
ない。肉体が滅びても、ある人の言ってることを
覚えていて、いわばある人を、生かしておくために
あるのだ


灰谷健次郎のこの言葉を、実際に「親」とも思って、生きた人が
この世から、虹の向こうにいってしまうと
ずしりと、重く、響いてくると思うのです


毎日やれ


これは、実際血のつながった、父が言ったことでした
毎日やれ。毎日勉強しろ


これは、生き方と言っていい
かっこよく生きたいと、いまでも思う、自分にときどき
戒めとして、毎日やること、このことがいかに大事か


毎日やるから身に着く
毎日やるから、自分で自分のやってることが、大事に
思えてくる


努力するということについて、天才と、誰かが
その道の一流の人を、褒めていましたが
まず、毎日できるのか?
そのことではないでしょうか?


絵を描く、画家が、その色を、その空気を求めて
同じ風景を何度も何度も、季節を変えて、感じるために
その場所へ行き、スケッチする


どうして、そこまでするのだろう
それは、活きることそのものが、絵を描くことになってるから


そうまでして、絵を描くのか?


自分の仕事に、人生をかけるということは
そういうことではないのか?


自分の人生をどうしていこうというのは、凡人にはほんとうに
高い、問いかけで、わからないものです
「こうしよう」と決めたとしても、心は揺れ動き
そのことを、心に決めて、一切妥協しないで、そのことに
突き進む。そういうことがなかなか、できないものです


まず、その1点。自分はこのことに、かけて、生きるのだと
決められるのか
決めたら、その1点を、見続け、やりとげられるのか?
そういうことが、本当に大事なことと、気が付きはじめました・・・