風景から思うこと

君の名は。
2年ほどまえに、大ヒットした映画ですね
それとは、知らず、君の名は。にでてくる場所
作者は、それと、肯定していないようですが
諏訪湖を見渡せる場所と、主人公が入れ替わりのまま
お互いを呼びあう、山奥の聖地と言っていい場所にも
行ってきました


君の名は。を、思い出すと、作者も東日本大震災
人を救うという何かを、コンセプトにしたいと
インタビューで、そう思ったのが、作るきっかけに
なったという、話をしています


誰かを救う。誰かの為に、自分ができることを
する。


このこと、実際生きてる人の、生きるそのものの姿と
言っていいのではないでしょうか
人は、ひとりでは生きることはできない。信じた人の
ために、ときに命を投げ出してても、なにかをする
そういう気持ちがあって、生きていられるということが
あると、思いますし、そういう姿を描いた、ストーリィは
心を打ちます


そして、時代ですね
いまは、誰かのためになにかする、ということが
わかりずらい、世の中といっていいかもしれないです
東日本大震災においても、たいへんな数のボランティアが
活躍したという事実がありますが、ボランティアをする
という気持ちの、背景に、人の役にたってみたい
人の役にたって、感謝される、気持ちを知りたいという
ことがあるようです


このことの、時代背景として、人と人、例えば地域において
お金でなく、気持ちでつながってるコミュニティが
存在しなくなってる、ということがあると思います


君の名は。では、自分がなにかすることで
人を救うことができるかもしれない。メルヘンのなかにも
リアルが入り込みます
ここで、自分がある行動をすれば、なにかが変わる
変わることで気づく人がいて、それは命に関わることに
つながっていく
そう信じられること


生きていくには、いろんなことが求められますが
こうした、想像力というのも、実は生きる力の大きなものと
気づいてほしいと思います


君の名は。は優れた作品のことを、景色を眺めたりで
また、感じました
人は生きる。
そして、生きてるときに、なにかしたい
根源的なものなんだと、想像できる、そういうことを
うれしく思います