ユーミン

ユーミンの魅力


それはヴィジュアルなこと
「昔、隣のおしゃれなおねえさんが、クリスマスの日私に言った」
これは恋人がサンタクロースという作品のでだしだけど
このシーンは容易に目に浮かんでくるのですね
先日、ユーミン好き同士があって、ユーミンっていいよね
で盛り上がりました。ヴィジュアルという点で、どこかの
コラムで読んだのですが、歴史小説の、司馬遼太郎が持ってる
ストーリィテラー」としての才能について、持ってるのだと
解説した人がいます


司馬の小説で、たとえば、織田信長の軍の様子について
まるで、目の前にその将兵がいて、その息遣いが聞こえるような
臨場感をもって、語られるということがありますね
そうした、読んでる人を、ひきこんでいく、ストーリィとしての
たくみさ、言葉の的確さ、状況を浮かび上がらせる、ステージの
表現、などなど、がでてきます


確かに、ユーミンの、恋愛の相手との、距離感
その距離感がちぢまっていく感じ、離れていく感じ
自分が相手を好きになっていく、という、うれしさ
どうかすると、抽象的になってしまう、そのひとつひとつの
シーンを、景色だったり、印象的なアイテム、たとえば
服の色、スキーの雪の降り方、海のキラキラ、など
ちょっと、実は聞くほうも、知っていて、見過ごしてるような
そんな、美しさ、面白さと、つなげて、表現してみせるのです


ユーミンの魅力

それは、音楽の音楽たるたのしさを、めいっぱい感じさせて
くれること。リズム感、メロディ、和音、どれも質が
高いのです
コンサートではこうです。静かでかつ、イントロのメロディが
印象的な、ベルベットイースターで聞かせたかと思うと
リ・インカーネーションの、爆発があり、アジアンテイストな
リズムとメロディで、ファンタジーの世界があり
同じファンタジーでも、まるで、スィーツの国にはいったような
展開があり。あきさせない
盛り上がる時は、とっておきのリズムとサウンド、ギターと
サックスのきらめきで、最高潮にもっていく


ユーミンの魅力

コンサートで盛り上がるときの、うらっかわに、静かなバラード
がちりばめられるのも、すごいことです
曲が、静かさを語るのです。「海を見ていた午後」
「Happy New Year」に代表される、ひとりでしっとり聞きたい
曲が、また上記に書いた、ストーリィテラーの才能をいかんなく
発揮して、心に残るのです


ユーミンは、実際、車のなかで聞く曲として
20代のころは、重宝もしたし、ずいぶん、はげみになり
いわば、音楽のなかで、定番、必ず聞いていたい、ひとつの
ジャンルといってもいいくらい、聞いていました
45周年コンサートはそんな意味でも、ものすごく
うれしい、構成で、心に残りました
アンコールに応えて、ユーミンの言葉。
45周年なんて、コンサートやって、引退近いなんて
思った人いるかもしれないけど、いいええ、まだまだ
作りたい曲であり、やりたいショーのアイディアが
いっぱいです。


元気になる、宣言でした
これからも、ずっとユーミン、楽しみたいですね