進化する

2016年の、情報サービス産業白書によれば
20年で、ITのコストは五万分の一に軽減したと
書かれています。これ、500万円かかったものが
100円で済むという計算なんですね


言い換えると、一人の年収といっていい金額かかっていた
ことが、コンビニのコーヒー一杯分になったとも言えます


このこと(計算の仕方は検証していない)から、白書では
新しいビジネスが生まれてくると思わないかと、いわば
プラスの方向の変化というように、書こうとしてるのが
うかがえます


この話を聞いて、そして、ソフトウェアであり、SEが働いて
なんぼ、というビジネスをしてる、私には、いまの実際
自分たちのポジションで、SEの稼ぎ出す金額という
意味では、変わったとしても、10%きざみの範囲という
感覚があり、この違いって、はたして?
とも思います


五万分の一の話が、正しいという出発点で
いろいろ、想像するのが、ひとつ、ヒントになるとも
感じます。白書にあった、新しいビジネス、新しい
世の中のなにかしら、に役立つということですね


クラウドのビジネスの今後ということを、思うときに
テンポラリーなシステム需要を取り込むということが
ひとつ、浮かびます
つまり、たとえば、1年のうち2か月だけ、あるシステムが
ほしい、需要がある。こうしたとき、インフラを整えてしまう
というのは、クラウドの存在ないときは、ないことだったのが
いまは、ありだと、いいます


それから、AIの存在ですね
AIはいわば、コンピュータが「目」をもったといっていいと
解説してる、コラムを読みました
せっかく、ディープラーニングなる、面白いやり方が
でたのだから、それを利用しない手はないですね


ビッグデータの解析と、つながるわけですが
ビッグデータを解析してみえてくるものの「解釈」となると
あくまでも、人間の感覚が残るというのが、いまの私の認識です
逆に、みえてきた、データ分析から、少数の人の判断で
ものごとを決める機会もふえてしまう、そこから見えるのは
判断する人がいかに、公平かつ、後で困らないような判断を
するか、ということになって、「法制」だったり、やっぱり
ミスをしたときの「保障」だったりといったことが
必要と感じます


おそらく、いま、AIと呼んでるものも、相当な安価に
相当な数が身の回りにあるということが、起こるのですよね
使うという知恵と、その環境作りが、求められるでしょう


技術者は、一歩先の世の中の在り方を知って
そのなかで、人間がどうふるまい、どういう意識をもって
生きていくか、水先案内人になる必要も、あると
思っています
面白いともいえる、責任あるともいえる、そういう存在だと
感じます