学ぶことと、演じること

俳優と、カウンセリングは似てるのです
尊敬する、河合隼雄先生は、著書のなかで説明します


演じるということ、他人になってみるということ
これは、世界が変わって見えるということになります
演じるという、他人として、物事を感じ、他人として
会話し、ときには他人として、誰かを愛するということ
すごい、ことです


こうしたことを、学習、学ぶということ、につなぎあわせると
演じるということが、自分の殻をやぶって、想像し
新しいことを、考えだすということに、いかに
有効なのかということが、想像できます


カウンセリング、いまおそらくは、他人に寄り添うという
ことが本当に求められてる時代、考え方として
とてもニーズが高いものがあると、認められてると感じます
河合隼雄先生は、カウンセリングが、カウンセリングたるゆえんは
共感だと説明します
その点で、演じる、他人を理解し、自分の身体を使って他人を
表現するというのは、まさに共感ということにくっついてると
いうのですね


ワークショップを学ぶ本のなかで、ワークショップは
自分の考えを「晒して」さらに考えるのだ、と説明があります
この「晒す」ということ、言いかえると他人の目に晒す
自分の目を他人の目に近づけて、みる、ということに
なろうかと思います


学び、ということが、求めらます
なぜなら、世の中の変化のスピードが速いからです
だから、若いときに学んだことで、乗り切るにも
それは無理、だから学び続けることが求められます
そして、学び自体の進化も求められます


本を読む、文字から得られる情報を、活用する
こうしたことは、容易にはなかなか、くずれない「基本」
ですが、それとたぶん、同じくらい、どういう「意識」を
もって、学び、行動するのかということが、クローズアップ
されてると思うのです


他人の視点をもてるようになる
これは、自分の意識を変えることができる
すごい、方法といっていいのではないでしょうか


演じることを、学ぶことにつなげられたら
そういうことを、チャレンジできる、している
人が増えたら、世の中は、変わるといっていいと
感じます