うず潮

四国と淡路島の間にできる、うず潮を見に行きました


まず、思ったのは、自然のエネルギーのすごさです
小さい船に乗って、うずができるその場に行くと
波がぶつかり、段差を作り、そのスピードが速くなって
うずになっていくのが、しっかり見えます
もちろん、船はゆれうごき、美しいなかにも力強さが
どんどん、迫ってきます
すごい!!!


高校時代に、担任の先生に質問したことを思い出します
「人間はなぜ、生きるのですか」
先生の答
「生きてるから生きる」


あっ、と思いました
そう、生きてるから生きるんだ
生きていれば、素晴らしいことにも出会える
そういうドキドキ感、ライブ感って大事にしたいと
思って、今日まで生きてきた気がしています


うず潮は、数十秒で消えてしまうでしょう
でもその姿を見るのと、知らないのとでは
自分のなかの、エネルギーを感じるアンテナが変わった
感じがするのです
見ていないうちは、エネルギーを作るのがこんなものだったら
ひとまわりもふたまわりも、太く、力強く、エネルギーって
こんな感じ、ってなった、って言いたい
なにが、言いたいか伝わりましたか??


2か月ほどまえだったか、「ウルトラマン」を
アナログで作っていた、制作現場にいた人の話を思い出しました
それは、スペシウム光線の話でした
スペシウム光線は、ある幅を持たないと、あの光線で
怪獣を倒すというリアリティがでないのだと。
確かに、幅広い光線がさく裂して、怪獣にあたると、さしもの
怪獣も「やられたー」となっていくのが、なんとなくは
わかる・・・


エネルギーってイメージの話ですけど
そういう感覚って、共有できるのではないでしょうか


海水浴場でみるような、ざぶんざぶんとした、波も好きです
そこにも、あるエネルギーがあるでしょう
だけど、生きる力をもらえるような、骨太ななにか
自分が力強いなにかに、生まれ変われるようなそんな錯覚を
しそうな、エネルギーのなにかが、自分のなかに
入ってきた気がするのです


おそらく、何百年も続いてる(何千年?何万年?)自然の造形
自然が作り出す、不思議なショーといっていいでしょう
そういう場面は、日本だけに限ってもたくさんあるのでしょうが
鳴門のうず潮、とっても見ごたえがありました
うーん、いいな。