上司と自分

若い人は、上司を利用して成長してほしいと思います
どう利用するのか?
具体的なことは、「いいやりとりをする相手」として
存在してもらうということでしょうね


「ジャズバンドのメンバー同士のように」
という言い方を、したことがあります
その対極には、オーケストラの指揮者と演奏者です
つまり、考える、指示するのは、指揮者。
そのとおり、演奏するのが演奏者。
そうじゃない。ジャスバンドのように、お互いを
刺激しあって、ときには、ヒントをだす
だけど、そのヒントを採用するかどうかは自分しだい


前に読んだ本のなかに、レストランの記事があり
そのなかの料理人は、ジャズバンドのメンバーの
ように振る舞うと書いていて、なるほどなと
思ったのです


ジャズのよさって、ときにはアドリブをくりだしながら
演奏者同士の、上下なんてない、もちろん聞いてくれる
観客とも、同じ目線で、いい空気を共有してる
そんなふうに、思うのです


そのレストランもそうでした
ある料理を作ってるとき、ヒントとして
ぼくなら、このスープに、こういうスパイスを加えると
言ったりする。それは強制ではなく、あくまでもヒント
いいなと思えば、採用すればいい
もちろん、そのヒントがインスピレーションで
次は、スープの仕込みのところの香味野菜の使い方が
変わるなんて、変化した、ものがでてきてもいい
そういう、「化学変化」といったことを
大事にしたい


上司と、自分、自分と上司
いま、なにをするのがいいのか、そういうことを
共有できて、どこにいるのかも共有できてる
いわば、お互い地図を共有、またそのときの目的地も
共有してるということですよね


これだけ、世の中の進化が激しくて
それぞれの要素が、複雑、そして変わる。
いってみれば、自分たちが進んでいくジャングルには
どんな猛獣がいたり、どんないい果実があるのか
って、行ってみなければわからないのでしょう
だから、面白い。確かに危険はあるけど
わくわくするじゃないですか?