配る、マネジメント

企業における、マネージャの役割は、配ること
なのです、と、本で読みました
そしていくつか、配るものがあるなかで
「マネジャーの仕事はたった1つ」 by 高木晴夫
のなかで、仕事の手応えを配るという、説明を
しています


そして、いま、仕事が細分化されてるなか、「補助の仕事」
また補助の補助の仕事があるなか、そうした、手応えを
直に感じにくい人に、手応えを配るということは
大事なことだと、続きます


この説明、思い当たることはありありです
そして、システム開発のいまのやり方の、大きな
やりにくさ(人の成長という観点からみて)ということが
ここにあるんだなと思ったのです


システムを作る、プログラミングは大事な仕事ですが
その単体テスト、またその単体テストのための
データ作成と、まさに新人とか、不慣れな人が
やれそうな仕事はあるのですが、それは、いわば補助の
仕事だったり、補助の補助の仕事、と言えそうです


目的、ということが、見えなくてもできる
だから、入り口としては、できそう、ともいえる
その代わり、大事な目的ということを、考えないという
状態が起こってしまうと、感じるのです


システムを作るのなら、目的を意識するということは
とっても大事なことです
システムを作ってるそのチームで、いまの為さなくてはならない
大事なことってなんなのかって、知っていることが大事です


チームとして、機能するためには、そういう情報を
しっかり配って、受け取っておくということが
大事です


受け取る側の、心がけとしては、できるだけ、仕事を
つなげてみるということになると思います
テスト、そのテストの準備にあたる、データ作成だったとしても
実際テストするときには、どう使われるのか
そのテストとは、どういう観点があるのか
そして、テストで、確認される、そのプログラムは
なんのために、作る、なにを実現するために、運用されるのか


想像でもいいということがありそうです
そう、すべてについて、その立場になっていないのに
つぶさにわかろうとするというのは、おそらくは時間がかかりすぎ
現実的ではないということも、でるからです


配り、受け取るための想像力も大事ということに
なります