海、山の美しさ、温泉の温かさ、人のあたたかさ
これらは、日本の地方がもってる、宝物といっていいと
思います
今週末は、野沢温泉にいきます
日本の温泉の、よさがそのまま残ってると思えるような
場所です。日本で一番雪が多いといっていい
信越の県境になる山を抱き、その懐にもうそれは豊かに
熱く湧き出る、温泉の里です
大湯、と呼ばれる、温泉のここが中心かなと思われる
場所では、高い温度の源泉で、温泉卵が作られ、
地元の人は、野菜も温泉でゆでるという話も
聞きました
車がはいってこない、路地にお土産であり、野沢菜を
売る店がつらなっています。温泉の里での楽しみの
ひとつに「外湯」といわれる、共同浴場を
まわるということがあるのですが、そういう温泉客が
そぞろ歩きして、楽しめる、商店街があります
スキーをして、はりのある、筋肉も、この温泉に
はいれば、ほぐれます。成分は調べてないですが
温泉成分はとても、濃いです。そしてぜいたくな
かけ流しの湯です
この7,8年くらい、とても外国人、特に
欧米系、オーストラリアを中心とした人々が
ふえたのに、行くとびっくりします
いくつかの理由は、あるようですが、一番の理由は
日本人なら知ってる、この地方の温泉の、古き良き
雰囲気、人のあたたかさ、そのものの魅力が一番では
ないかって、思えてきました
たとえば、ヨーロッパでも、アルプスの山に抱かれたような
場所で、そのまま古い町並みを残し、古いものをじっと大事に
暮らしてる場所って、もう相当限られてしまうのでは
ないでしょうか?
日本でも、少なくなっているのは確かです
だけど、野沢温泉には、たっぷり残っています
スキー場があるということも、そのことを残す、いいひとつの
条件を満たしてるのかなとも、思います
野沢温泉の、ゲレンデにある、食堂で食事をしたりすると
おそらくは、自分たちより、ひとまわり、どうかするともっと
上のかたのグループに行き会うことがあります
どうも、たとえば、1月の後半とかに決めて、いわばスキーの
同窓会をしてるようなのです
そういうことが、似合うのも、野沢温泉かもしれません
旧友に会うというのは、お互いの元気なことを確かめ、楽しかったことを
回想する、いい時間ですね
まえも、このブログに書いたのですが、「回想する」というのは
ほんとに、素晴らしいいい時間だと思います
ある一定の年齢までは、回想する、それは過去を懐かしんで、未来志向じゃない
などと、ちょっと否定的にとらえる、自分がいたのですが
いいえ、逆です。自分の大事ないいところを、だせた瞬間を
しっかり思い出し、その再現ができる、自分でありつづけるそういうためにも
とっても貴重ないい行為だと、思えてきます
特に人を巻き込んで、なにかしらの、イベントをするときに
どんな巻き込み方があり、そうした準備、そうした試みがどんな成果を
生んだのか?このことを回想し、ある分は反省しておくというのは
次への準備そのものともいえる、いい時間です
またそうしたことが、前向きにとらえられる、いろいろを自分のなかに
取り込んでおきたいという気持ちも強くあります
なにか、野沢温泉に行くというのが、旧友に会うような、そんな
気持ちに近いものに、感じてきました
もうすぐ、行くよ。野沢温泉。