出会いという不思議

本との出会い


ジョーン・G・ロビンソン 「思い出のマーニー」という
本には、2度、出会っています
一度目は、河合隼雄先生の著書で紹介されていたことで
確か20代で読んだこと
二度目は、3年前、仲間との読書会でとりあげて、読み返したこと
です。


読書会の楽しさは、他人が同じ本を読んでどんなことを感じるのか
知れるということです。読み返して、特に思ったことは
人間は変われるのだ、と、その可能性は、なにか「大切なもの」を
持ち、またその大切なものを失うという経験って大事なんだ
ということでした


人との出会い


いま、企業からしたら、採用活動、学生の皆さんからしたら就職活動が
盛んになってる時期です。いいえ、今年、いまでいえば、この
コロナウィルス対策のいろいろで、集会等が制限されるなか
苦労して、活動されているので、「盛んになってる」という言い方は
そぐわないですね。

それでも、何人かの学生さんと会うなか、つくづく、人と人が出会う
ということは、不思議だし、素晴らしいといえる、瞬間だなと
思うのです

いま、当社を支えてくれてる社員の顔を、思い浮かべるとき、ある日の
会社説明会にその人が、来てくれてなかったら、この社員は今
当社にいないのだ、と思うと、たったその半日とかの出会いが
お互いの人生を大きく左右したんだな、と、思うことがあるのです


出会い直すということ


いままで、自分の人生を振り返って、あるとき、いっしょに勉強するとか
なにか、いっしょに成果をだすなんてことをして、しばらく離れた後
また、親しく話す機会をもてた、なんてことがあります
そして、言ってみれば、「出会い直す」ということが、あるときが
あります。これは本当に素晴らしいことで、あるときは気づかなかった
その相手の人柄であり、思いだったり、心意気ということに、気づき
感動できる、感銘できるということが、起こることがあるんです


上に書いた、思い出のマーニーという作品は、「本」ですが
出会い直した例、といっていいものです。本も素晴らしい作品は
読み返してみて、その良さが光るということがあるのだと、改めて
気づかせてくれたといっていいです


出会う、ということが、「ハッとする」につながり、自分の人生
そしてできれば、出会った相手の人生になんらか、いいヒントが
あるといいな、と、感じます