教える 学ぶ

昨日、社員のひとりと、話していて
教えるって、簡単じゃない、深く考えれば
深く考えるほど、結構難しいよね、という話をしました


じゃあ、教えるって、難しいからやらないの?
というと、社内で、教えられるって、大事と、ずいぶん
言ってきたのです。ただ、実際のところ
教える→教えてもらうという一方通行というのは
難しくて
学びあう、お互いが知恵をだしあう:双方向
そういうことを、目指しているんだと、思うのです


知識の伝達、という意味では、「レクチャー」は
意味があるし、ある面いい、教え、ともいえるのですが
知識にふれればいい、知ればいい、のではなく
自分に取り込み、つまりは自分のものとして
活かしていく、実践していく、そういう段階まで
考えると、レクチャーでどう、というより
自分で、その知識を生かす、そういうトレーニングだったり
「活かし方」について、ディスカッションだったり
そういうことが、有効と、感じます


それから、どの段階からということ
はじめてだったりすると、「わからないことがわからない」
ということが、起こりがちです
だから、とっても大事なのが、「観察力」
ということに、なると思うのです


まず、いっしょに学ぶなりの「対象者」が
どういう状態なのか?
「学ぶ気がマンマン」だったりしたら
なにか、こちらから、声かけするというより
静かに見守ったほうがいいかもしれません
学ぶ気はあって、進めてはいるんだけど、どうも
からまわり、とかなら、相談にのる
学んで、学んで、ちょっとくたびれたとなったら
ちょっとリラックスしながら、でも興味が続くなにかを
いっしょにやるとか??


よくいわれるのは、内容より、つながり
ということなんですね。
つまり、なにかしら、知的なことを、伝えようとしたら
必ず、本人側が、段階を上る、たとえば知識の習得にしても
その対象の課題だったりへの、関心の度合い、スタンス
といったことの、ステップアップということが
必ずいります


ゆえ、そうしたことは、心の変化を、待たなくてはならないと
感じるのです
そうした、変化をみせてくれるようなつながり、ってことに
あえていえば、なるのかな?
つまり、「つながってる感覚」こそ大事ということに
なるのではないでしょうかね?


社員のみんなに、学びあうこと、つながることが
ちょっとでもうまくなるように、願ってやみません・・・