青い季節

青い空が、うれしいのは、梅雨だから?
季節によって、みられるものがちがう、そういうことは
四季がある、日本ならではの、楽しみといっていいでしょう


先日、古い知り合いに、季節のたよりを送るとき
雨の呼び方が何十種類もある、そういう国に
生まれ育ったことが、うれしいです、そんな
書き方をしてみました
雨は雨の、楽しみ方があります


それにしても、今日の青い空
青、ということで、つい最近みた東山魁夷の画集の
青の世界に、思いをはせます


日本画家、千住博東山魁夷の青は、孤独感がある
はりついた、緊張感が漂うと、解説します


緊張感をひも解いてみると、そこには
人がいる、そういう風景ということが
あるように思います


東山魁夷の風景画には、基本人はいないのです


山種美術館で何度かみてる、「年暮る」
京都の中心から東山をみる、その、家々の美しさ
それだけなのに、なぜ、こんなふうに懐かしく
なぜ、心をゆさぶるのか


そういう絵だと思うことがあります
そして、よくみると、家々のいくつかに
ほのかに、明かりが灯るのがわかります
そうしたなにげない、日常を描写してることが
なつかしさ、につながるようにも思います


東山魁夷の描く青は、深くて
ここで、拙い文章で書ききれるような、相手ではないですね


季節を、色で感じるのは、生命観がみなぎるような
そんないい、イメージにつながります
夏は、これも、やっぱり青ですね
青空、青い海


今日の青い空は梅雨の合間の貴重な陽の光
まだ、やや朝のうちには、ひんやりとしたものも
感じる、夏の直前のすがすがしさ


季節を愛でる、気持ちをもっていたいと
思います