雨の季節

ぐぐっていたら、甘雨(かんう)という呼び方の、恵の雨の言い方が
あることに出合いました


先週、昔からの知り合いに、季節の便りするときに
雨の呼び方が何十種類とある、日本に生まれてよかったなどと
書き出して、ひとり悦に入っていました


あまり、雨をみて、心がうきうきするって人は少ないかなと
思いながら、実際のところ、雨、きっと植物は喜ぶだろうなと
近くの総持寺の、立派な木々を思いながら、雨のことも
決して悪いことばかりではない、と思うのが、このごろの
私のくせです


晴耕雨読という言い方があります
なんどか、「いいな」と思う、時間の使い方とも思ったりします
もっとも耕すって、あるのか?というと、経験もこれからの計画も
ないのですが。
つまり、晴れたら外に出ることをやり、降ったら、家で読書する
くらいのイメージですね


フルタイムで働いていたりすると、基本、「時間がない」ということが
常にありますね。今年は、ウィルス感染、そしてパンデミックという
経験したことのない、危機があって、在宅時間があって、ちょっと
思ったことがあります


「海からの贈り物」 アン・モロウ・リンドバーグ
という本が好きです
できれば一年に一か月くらい、そうでなければ、一週間の一日だとか
それもできなければ、一日に一時間、でも、ひとりでいる時間を
作ることが、心が安らぎ、本来の自分をみつめることとなる
ということが書いてあって、ひとつひとつ、自分の人生を、みつめる
子供がいて、夫と忙しい日々を送る女性の視点を語っています


ロングセラーで、知ってる人は知ってると思います
おそらく、私は20代でこの本に出合って、ときどき、読み返したり
していました


ひとつの反省は、こうして、ウィルスのおかげで、この4月5月って
少しだけ、「内省する」時間があったにせよ、いかにいつもは
そうした、ひとりになる時間ということを、やってないか
ということです


いま、6月も後半にはいり、少しずつ日常がもどって、たとえば週末の
使い方にしても、我が家でいえば、美術館にでかけてみたり
できて、そうしてみると、まさに、自分だけ、で、いる時間なんて
作っていないなと、思ったりするのです


今は梅雨で、わざわざ、雨のなかをでかける
ということよりも、半日でいい、自分をみつめて、なにかを
する時間を、大事にしたらどうかと、今日はそういう気分で
この文章を書きました