富士フィルムから学ぶ

「創業三00年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか」 グロービス経営大学院


この本のなかに、創業は、1934年、まだ100年たっていないけど
見事に、メインの製品をリニューアルし、業績をあげてる、富士フィルム
を例にあげています


ここでは、「コア能力を自己認知する力」の例として
富士フィルムをあげています
これはかなり知ってる人は、良く知ってる例です
2000年で、写真フィルム、国内7割のシェアをもつ
強い会社だったのですが、写真フィルムは、デジタル化の
なかで、マーケットそのものが、消滅という事態に会います


ここで、コア能力を自己認知する力です
フィルムの製造技術、でなく、薄膜・微細を高品質に作りこむ力と
自己認知し、ヘルスケア、ライフサイエンス、医療という分野で
顧客を獲得、新たなマーケットをひらいたといっていい。


ライバルで、世界市場ではおいついていない、コダック社がフィルムに
とどまって、倒産したのと、よく比較されることです
ですが、当然といえば当然ですが、研究開発の投資を、10年それ以上と
続けての、こと。感覚的には売上の5~10%を投資したと、読みます


これは、ある面、時代の流れがこれだけ早い、いまの世の中
富士フィルムは少なくとも2000年以降の、事業転換)
のなかで、理想的に、自分自身を変革し、成功したといっていいでしょう


売上の5~10%を投資する
このこと、かなり厳しい数字であると見えます
ですが、実際のこの変化のなかでの、独自の製品で、マーケットも作るとなれば
それでも、少ないともいえるのかもしれません
そうなれば、少なくとも、20%の利益をだせる、収益力を持たなくては
できない、そういうベースのもとに、経営ということを、考えることが
必要と、教えています


コア能力を自己認知する力


こうしたことであり、その大本の「絵」である、ビジョンを描くという
ことになると、私は、経営者でありながら、その点の自分の能力を
高めてきていないという反省があります


ほんとに恥ずかしいことながら、ビジョンを描く、ビジョンと掲げるからには
それに向かって、社員が実現に動いてる、ということを、さしますね
経営者が、掲げたからといって、社員が知らんぷり、(実際そういう会社も
見聞きしますが)それでは、ビジョンとは言えません


あるとき、経営者に必要な資質というのは、持って生まれたもの
、先天的に備わってるものと、思われがちですが、そうではないと
いまは思っています


そうであれば、いま、私にビジョンを描く力が足りてないとなれば
これからでも、自分自身の変革を志し、ビジョンが描ける経営者に
なりたいと思います。そしてその過程は、必ず会社が豊かにそして
社員であり、お客様が笑顔で、素晴らしい変化だと、言える、そういう
会社の在り方と不可分なのだと、信じます