マネジメント

人がうまく働けるように、いろいろすること
と、定義してもいいかもしれません


人がうまく働くには、山崎友丈先生の「メンタルヘルス経営学
には、3つのことが、大切だと、書かれています


その1:健全な身体
その2:仕事をする能力
その3:チームのビジョンへの共感


これらを、車に例えて、身体:ボディ、シャーシ
能力:エンジン、共感:ナビだと、解説しています


この車に例えてるところが、とても、ストンと、自分には
思えたのです。例えば、自分が一番車を運転する機会が
多い、市街地では、ボディだとかエンジンは、そんなに
いつも気にすることではなくて、ナビこそ、一番
気になるものになるというのも、一致するような、感じでした


そうなると、いったん、マネジメントとは、ナビをうまく
やる人と、いっていいかもしれません
そして、いままで、相当な割合の会社がそうだと
いっていい、必ず行くところ、例えば、日常の買い物に
必要な、ショッピングモールだとか、駅だとか、ガソリンスタンド
だとか、そうした場所にナビをあわせるのが、必ずやること
として、はたして、その会社だから、オリジナルに、あわせる場所は
どこなのか、ということが、フォーカスされるぞ、と、気が付きます


私は、IT業界に20代の後半に飛び込みました
そのときから、ずっと、思ってるのは、人材育成こそ、求められてるし
その点で、自分は役割を果たせるのではないか?ということです


そして、ずっと「対人対応力」といったことが、足りない人に
なにかしら、自分が働きかけることで、その人が「気づき」
ちょっとずつでも、自分を改善していくということが、できた、また
これからもすると、思っているのです


さて、足らないのは、対人対応力、と、いうのは、かなり正解と
思っていますが、実は、時代というか、世の中の変化はその次の
段階に行ってるといって、いいように、思うことがあります


「父親不在」というのは、今ここに書いてる対人対応力の不足であり
世の中で言われるところの、人間関係の希薄化ということの、ひとつの
象徴的な、もの、として、言われています。そしてかつて(昭和といっていい)
時代の父親はいなくて、家族の中で、父親はどんな様子なのかというと
「母性」をもつ存在、ではないかと、河合隼雄先生は、著書のなかで
指摘しています


母性と父性。日本では母親というのは、ずっと大きな存在として
あって、父親の相対的な役割が小さいなか、核家族化、少子化といった
なかで、さらにそれは、進み、「父性」も、母親が担うという
状況は普通になりつつあると、指摘します
つまり、子どもを叱る、なにかをさせる、たとえば、勉強しなさいと
強制するのは、もっぱら、母親で、母親に言われている子どもの
逃げ場所といったことに、父親の役割がなっていると、指摘は続きます


さらには、インターネットであり、メディアのいろいろがひとつの
強いものとなってしまったゆえ、といっていいでしょうが、学校にせよ
企業にせよ、「厳しさ」をもって、誰かに接するなんてことは
できない、状況がずっとある
はたして、社会人としての基本の動作ができない人も、世の中にあふれだす
ということが、みてとれます


マネジメント。人がうまく働くように、すること
この定義は正しいでしょう。そして、正しいというだけでは
役に立たないという、ことも、思い出しながら、じゃあ
どう一歩を踏み出すのか、真剣に考えましょう