言葉は不完全です

ときどき、仕事していて、あ、言ったはずのことが
伝わっていない、ということが、起こりますね


この数か月のことです
銀行担当者とのやりとりがありました
融資した、お金がそのまま定期預金になるのは
銀行のルール上、うまくないのですよ
そういう話でした


「そのまま」ということのとらえかた。ここが
ずれていたのです。一度、一部でもお金が動いて
2か月なり時間がたてばいいんだろうというのが
私が受け取った、そのときの、合意したと思った
話の内容。一方、先方の銀行担当者は、一部にしても
融資したお金がそのまま、定期になるのは
できないので、やめてほしいと伝えたつもりだったと
いうのですね


いずれにせよ、古めかしい、たぶん意味がほとんどない
ルールなのだと思うのですが、ユーザである私たちに
したら、ばかげて見える、そういう話でした


今日ここで書きたいのは、銀行の古いルールが
だめなんて話ではなく、言葉で伝えるのはずれやすい
という話です


カレーを作ってくれますか
この一言を、どう受け取りますか
Aさん:(お願いした側)野菜、肉、ご飯といった
材料の買い物からお願いをする。すべてない。(あ、
鍋くらいはあるかな)


Bさん (お願いされた側)材料はすべて、ルーまで
含めてそろっていて、野菜をきざみ、肉をいれて
ルーをいれてにこめばいいね


こんなふうに、一言では大きく、やることの内容が
変わります


こうしたことは、仕事でも、よくおこるのでは
ないでしょうか
こちらとしては、テストするって、ここからここまで。
システム開発のテストでいえば、テスト仕様書を作る
(そのまえに、そのもとねたの詳細設計書はあるとして)
ところが、「テストファースト」なんて考えもあったりして
そうなると、まるでやることが変わってしまいますね


いま、計画する、その計画の作り方、運用の仕方
という本を読んでいます
実際、それなりに複雑なプロジェクトをうまくやる
となったら、そのプロセスを見える化して、いつも
そのプロセスでいいのか、検証を続けるって、とっても
大事なやることになるのだ、と、理解が進みます


実際のところ、「そのやることの、分け方」これが
大事と、いま、学んでるのです