自信をもって

4年前だったと、思います
「人に伝えることがうまくなる」この1点に特化した
研修を、私が企画、実施しました
大変、自画自賛になって、恐縮ですが、その出来栄えは
私自身が驚くほど、効果があったと思い出すのです


ひとつの研修内容を披露しますと、大きめの紙(B4)に
キーワードを書いて、それを自分でもって
ミニスピーチをやるという方法です
これ、実際やってみると、わかるのですが
ただ、口だけで、言うスピーチより、特に
数人、十数人といったなかでやる、ということであれば
なおさら、「伝わる」のです


私にやり方を言われて、はじめてやってみたという
当社の若手の社員。自分の言ってることが
相手が受け止めてくれるのを、感じて、なお
スピーチしてる自分に自信がでて、それが、堂々とした
ものいいにつながる。そういういいほうの、循環に
はいれたのです


人間は、「できるな」と、自分自身で思えると
一歩ふみだすのが、容易になるし、実際できていく
ということにつながるのだと、そのときも感じました


ここから、人に指示して、なにかやってもらう
というときに、心がけたいこと、の、大事なことが
見えてきます
それは、自分はやれる、そういうその気になってもらう
ということなんですね


技術者になろうと、入社してきた、社員の人に
ときどき、スポーツの話を、例にだして
説明をします


このところ、こだわってる、「意欲喚起力」ということ
スポーツ、試合があったとして、A選手は、試合に勝って
たとえば、テニスのバックハンドのトップスピンが
うまく決まって、それが効果的で、試合に勝ったとしたら
さらにそこを、磨こうとする
試合に負けたとして、自分のフットワークが足りなくて
攻め込まれた、としたら、フットワークを改善していこうと
また、練習する


そのように、A選手は、日々のなにかから、学び、自分の
糧とする。こうしたことを、意識して、自分で自分に
やっていけること。これが意欲喚起力を持ってると
いっていいです


スポーツの世界でも、実際、努力をしつづけて
自分を高め続ける。そういう選手が本当にすごいのだと
思います
そういう意味でいえば、たとえば、イチローは「努力する
ことにおいて、天才」なのだといえるのでは
ないでしょうか?


スピーチをする。この1点。工夫することで
その人にしたら、貴重な体験をするということが
できる。
そのことを、応用して、プレゼンしかり、資料作りしかり
そうとなれば、システム作りだって、「できそうなこと」
と、なりますね