班でする、役割を思う

役割を持ってもらう
あるコミュニケーションを思う時、対象の人が
どんな役割を持ち、それに足して、どんな見解をもつのか?
こうしたことを、繰り返します


ANAの教え方」という本にヒントをもらいました
ANAにおいて、効率化しなくてはならない、というなか
勤務のシフトが、かなり、はげしく変わるということが
もう20年以上あるということがのっています
そして、シフトがどんどん変わるゆえ、同じ人と、実務上
チームを組むというのは、なくなってるというのですね


たとえば、「整備」。この本にも、「安全」を守るということの
思いが語られています。整備において、マニュアルにあるとおりに
やる。だけどそれを、チームで確認するのが大事。そのチームに
シフト上、同じ顔が見えない


そういうなか、ANAでは「班」という、一定の長期の間変わらない
グループを組んで、実務とは別の時間に、ときには食事を
しながら、報告しあうという、場を作ったとのこと
これを、ヒントにわが社でも、「班」を作ってみました


班長は、中堅。副班長もそうですね。この二人が、いわば
家族でいえば、お父さん役、お母さん役なのです
そして、ほんの2,3年目という、お兄さん役、お姉さん役も
班にはいて、一番若い、その年に入った、社員もいます


知識、経験ともに足りない、1年目が「相談できる」場としてを
まず、想像します。そして、相談があって、適切なアドバイス
したり、まずは「受け止める」という役割をもったり
ということを、想定します


この考えについて、もとになった出来事があります
あるとき、当社の管理職が集まる会議で、「報告してみる」
ことの大切さという話がでたのです。会議に呼ぼうとか
若い社員の評価のお手伝いをしてもらおうという、話がでたときに
当該の社員は、まだ管理職に対して、報告するということ
全然、経験がないね、と、気づき、まず報告する機会を
作ろうと、なったのです


報告、大事です
たとえば、人の状態について、報告する。これは、「観察力」
ということがないと、できるものではありません
また、報告するという意識が、観察するということを、意識して
するということにも、つながるでしょう


スケジュールについて、報告する
「遅れ」があるのは、なぜ?でしょう
メンバーのスキルが足りてないこと?それとも、でてきた仕様に
ついて、齟齬があったから?はたまた、ソフトウェア以外の
要因?それとも、横から、別のことが、無理やり入ってきたとか?
いろいろあります


こうした見えてきた、現象のなかに、例えば、お客さん側の
事情が浮かび上がって来たり、リーダの資質、また
そこのチームにいるメンバーの意識がどうなのかということが
でてきたりするのです


「報、連、相」大事といいます
どれもくっついているのですが、まずは、状態を上位にも、チーム内でも
共有し、いまチームがどうなのか、ひとりひとりに伝わってる
そういう状態を作るところから、はじめたいです


せっかく、集まったチーム。若いときに所属したチーム
自分の若いときの経験を、とりだすと、そうしたフレッシュな気持ちで
仕事していたときの、先輩の助言だったり、叱責だったり、とても
鮮明に覚えていることがあります
そして、その記憶は、貴重な自分の財産として、そのあとの仕事に
生きてることが、いくつか、あるのです