共通のインプット

ある本を読んで、感想を言い合う
これは、とても楽しい催しといっていいでしょう
日常会話より、一段、深い話ができます


読書会をやる仲間が、高校のときのつながりからあります
おそらくは、自分では手に取らないかなという本が
テキストになったりします
そのひとつ、ジョージ・オーウェルの「1984」をとりあげたとき
私ははじめて、“ディストピア”ものの楽しみ方って
知りました
小説は小説です。別にその本を読んだからと言って
その本の世界が、自分の身近に起こるわけではない
楽しめばいいのですがね。


どうしても、本を読んで、その世界にはいると
キャラクターに感情移入したくもなり、その本の設定のなにかに
義憤したりなんか、でちゃうものです


仕事でも、本を共通のインプットとして、話し合うということに
ついて、とても、いいなと思うことがあります


つい最近、当社の管理職の間でもやりました
コーチング」について、とりあげた本について
あれこれ、やってみました
コーチング、それは、その名のとおり、コーチするやり方
なのですが、そこには、「育てる」という基本の考えだったり
対話するための方法、また、対話が、カウンセリングの
要素にふれるということでは、「対人援助」といった
考えもでてきます


こうした要素について、自らの体験に基づく、エピソードが
聞けたりするのは、とても、有意義です。お互いの理解も
深まるし、いま、そのメンバーである自分たちがやるべきことに
ついて、スポットをあてて、コーチングという世界から眺めてみる
そういうことに、とても、有効でしょう


さて、知り合った人と、お互いの理解を深める
そういうときに、共通のインプットとしての、本を持ってくる
これは、とてもいい方法だと、気づきました


まず、実際そうしたプランを合意できるか?
ということで、お互いの関心度というのが、見えてきます


ぜひ、やりたい、か、機会があればやってもいいかな
なのか、よっぽどなにか、いい見せ方をしないと、乗ってこないのか?


こうしたとき、まさに、恋愛とも似てるとも言えますね


恋愛、親しくなっていくときに、なにかしらの「事件」といった
ことが、必要ということがありそうです
それは、偶然(もしくは偶然にみえる)ことから、同じことに
関心を持つということがあり、そしてその関心もったことがら
そこに、感動が共有できるとなると、恋をする要素はそろって
くるといっていいでしょう


昔読んだ、本に、恋人たちが、素晴らしい景色を見に行く
ということ。これは素晴らしい景色に感動するということ
そのことを、お互いが共有すうrということで、感動してることと
お互いが好きだという感情が、それこそ、命を与え合うように
なるのです、と、解説してあって、ああ、なるほどと思いました


こう書いてきて、自分として、感動できた本に
相手が、感動できたら、きっと気持ちが近いと感じられる
それはそうだと思うのですが、人間そんなに単純ではないですね
つまり、そうそう、同じ文章から、感動?って難しかったりします
景色のほうが、やりやすいかもしれません。


チームでなにかがしたいと、思います
for the teamで何をいまするのか?
常に考えたいと、思うことです