ひとりでいること

実際、「孤独」ということは、こわいので
ひとりでいるということを、こわがる、ということが
ありそうなのですが、人間は、ひとりで過ごす時間、
というのが、大事です


リンドバーグは、著書のなかで、いま、ひとりになり
自分の心が解き放たれた、島にいる感覚として
私たちにひとりになることの、大切さを教えてくれる


ひとりになって、すること。ひとつには、内省ということ
だと思われます。人間は意識してだったり、無意識にだったり
いろんなことを、判断し行動してる。できれば、一週間に一度
自分のことを、振り返り、よりよくしていくためにはと
考える時間というのが、ほしいところです


ひとりになってすること。想像力をもって、これから
こんなことを、しようといったことを、思い描くこと


ずいぶんまえに、美術館が作れたらいいなと、思ったことが
あります
日本でいえば、大原美術館、アーティゾン美術館、山種美術館
といった、私立の美術館があります
これらは、実業家が自分が好きではじめた、芸術を集める
ということを、自分だけでなくて、広く世の中の人にも
見てもらおうという、気持ちで、美術館にしたということに
なります


その、美術品をいっしょにみてもらう、そうした心の高さに
あこがれもし、できれば、可能なら自分自身でそうしたことが
できたら、最高だなと、思ったことが、そのときの気持ちでした


ひとりになってすること
交流の楽しみを、企画すること。今、ある人を通じて、知り合いに
なった人から、キャンプに誘われています
「キャンプ」という「人間らしさ」を知るという趣旨の活動に
なにか、可能性があるのではないか?
そんなふうに、想像します


ずいぶん、前ですが、確か雑誌、音楽系の雑誌だったと思います
人と仲良くなるには、いっしょに旅をするのがいいと、書いてありました
それも、たとえば、新幹線を使い、ホテルにとまるような旅でなく
移動や、泊まるということも、手作りの要素があるもの、と
書いてありました


2年前に、北アルプスを2泊3日で歩いたことを思い出します
ほとんど、知らない仲間だったのですが、その旅のあとを
思うと、いっしょに歩いた仲間は、とてもいい仲間になり
絆を感じるのです


ひとりになってすること
自分の好きなことを、考えること
こうして、パソコンに向かってもときどきあります
仲間に向けて、はがきを書いて、ということもあります
また、ノートを開いて、思うことをつづることもあります
頭に浮かんだことを、描きながら、いろいろ想像し
そして、考えを深めてみるということは、楽しいことです


河合隼雄先生が、対談する本のなかで、自分の好奇心を
懐中電灯のように使い、知らないことを調べたり、「思索」
ということを、続けるために読書、また時間をかけて、考える
そうしたことは、楽しいと、ありました


人間は考えるから、人間だと、だれかがいってたと思うのですが
考えること自体が、楽しいのですね


今日は平日で、仕事をします
仕事をするときにも、できれば、一日のなかで、30分とか
ひとりで、いろいろ思う時間があると、いいかなとも
思います