うまいもの

自分が小学生だったでしょうか
テレビで、刑事コロンボをやっていてなかなかの
人気番組だったと思います
コロンボが、「チリ」なる食べ物が好きで
それを食べたいといってるシーンがあり、なにやら
茶色のどろどろしたのを、食べて、うまい、といっていたのを
思い出します


おそらくは、先日もブログでも書いた、チリコンカンのこと
もしくは、それに近い、なにかなのだろうと
推測します
自分でも作ってみて、よくいうところのB級グルメのおいしさ
ってやつを、感じるのですね
これも、ずいぶん前の話。そのころ好きだった、飲み屋での
会話ですが、結構、味にうるさいおやじ(に見えた、ちょい悪な
おっさん)。聞いてると、フォアグラなんかよりも
あんこうの肝のほうがうまいぜ・・・


実際、結構高いお店に入ったりして、高級食材が使われてるのは
わかるし、もちろん、まずいなんて思わない
だけど、ほんとうに、笑顔になるような、「うまいなー」と
感激して、いっちゃうようなうまさ、おいしさって
そういうところには、ないように、思うのですよ


実際のところ、ラーメン屋だったり、焼き鳥屋だったり
がんこなおやじが、味を守ってるような、小さい居酒屋
そうしたところに、おお、これ、うまいってものがあるように
思います


ワハハ、実際のところ、私の「舌」が下町向けにできてる
ってこともあるかもしれないですが。


新橋には、「魚」を食べるならここだな、という店が
あったりします。魚をさばいてるところからし
魚を知ってる、うまいところをちゃーんと知ってる
そういう人が調理してるんだというのを、感じます


海に近い町には、そうした店が必ずあるものです
ずっと、魚をさばいて、食べさせてきた。そういう
ずっと経験してるからこそ、だせる、うまさというのが
あります


焼き鳥屋にしても、自分で、これはうまいなと思う
肉を選んで仕入れている、そういう仕事をしてる店で
食べる焼き鳥は、ほかのどんな肉料理にも負けないと思います


肉料理といえば、先日テレビで、レスコバツ料理といって
セルビアの料理らしいのですが、これぞ肉料理というのを
だして、みんな笑顔で、ばくばくやってる番組がありました


ポイントは、肉。店をやってる、これがまたいい顔した
おやじなのですが、ミンチを作るところにこだわってるという
画像がでてきました。自分で選んで、牛の首、肩、はらみなどの
肉を、自分でミンチし、香辛料をまぜて、寝かす
客にだすまえに、必ず自分で試食してる。自分でうまいと
思った以外は、客にださないのさ。この誇り。


食べ物に限らず、客を自分に置き換えて、いいながないと
いやだな、という感覚は、健全かつ、誇りにつながる
そういう考えだなと、思います